暦は立春だけど、ひときわ寒さが増し、東京に大雪が降る前日でした。
イラスト:よしろう
おなじみのオープニング・チューン
『Welcome to Fue Para World』(笛はサンポーニャ)、
続いて唱歌『冬景色〜雪』(笛はアイリッシュ・ティン・ウィスル)で
コンサートスタート。
プログラムには記載してませんが、雲南省のバーウで冬の佳曲『ペチカ』もお届けしました。
今回は、新曲の初披露とともに、
いままでの笛パラコンサートでお客さまの人気No.1の曲を6曲選んでお聴きいただきました。
忙しい高速テンポの『ハチドリ』
ソ、ラ、ドの3つの音(管)だけでメロディを作った『ソラドのボサノバ』
そしておなじみ映画音楽の『ひまわり』
サンポーニャのさまざまな表情をお楽しみいただこうという趣向です。
「ゆりさんのソロで野田さん作曲のピアノ曲を聴きたい」というリクエストに応えてできた
スウィートなワルツ『ボンボニエール』。
今回のコンサートの案内チラシをごらんになったかたから「ボンボニエールまた聴きたいです!」とのメールをいただき、演奏させていただきました。
『スミス飛行機』
スミスは、大正時代に来日し東京上空で曲芸飛行を披露して見物人を仰天させたアメリカの鳥人飛行士の名。
この曲も長年人気の笛パラオリジナルですね。
これも今回お客さまのリクエストで演奏させていただきました(嬉)。
今回は2曲のオリジナル新曲をお届けしました。
ピアノのレゲエ・リズムに乗ってケーナで元気に歌う『コキニソーロー』。
今年のだヤン古稀!その記念に作曲しました(笑)。
子供の頃祖父に「おじいちゃんいくつ?」と訊いたら
破顔一笑「古稀に候」と言って「古来稀(まれ)なり」のことを教えてくれたのを覚えている野田。
『コキニソーロー』を初めて聴いたお客様が
「少年のようなイメージだった!!」
「チャーミングで楽しい」
と、アンケートに書いてくれました!
コキ少年がんばります(笑)。
できたばかりでまだ題名が決まらないので『Untitled』として初披露したもう1曲の新曲はおおらかなバラード。
ケルトの笛ウッド・ウィスルで。
おおぜいのお客さまがイマジネーション豊かな感想を寄せてくださいました(嬉)。
「自然の中の命のつながりを感じた」
「希望に満ちた雄大なイメージ」
「大草原の夜明けの雰囲気」
「力強い感じが能登の人たちの元気を届けるように思った」
「大きな船の初航海出発の感じ」
「太古の、原始のエネルギーみたいな感じ」
新曲2曲ともこの日のアンケート人気No.1を獲得。
新しく生まれた曲がお客さまに受け入れてもらえてわたしたちもハッピーです!
ラスト・チューンはこれも笛パラ人気レパートリー『バッハの「カンタータ」』。
アンコールをいただき、鍵盤リコーダーandes25&リコーダーの『鉄腕アトム』でステージへ。
次回4/14(日)の笛パラ番外編<シッチャカライブ>のご案内。
そして、琵琶湖畔に生える葦(よし)を素材にした珍しい笛「よし笛」の音色をちょこっと初披露!
滋賀県に住むアマチュア笛吹きの友人がこの1月にプレゼントしてくれたばかりのよし笛で「竹田の子守唄」を吹いてみました。
湖畔を渡る風の音が聴こえるような音色がすてきなよし笛です。
アンコール最後は昨年9月に初披露して人気No.1に輝いた『飲まずに待ってて』。
仕事でちょっと帰宅が遅くなるというゆりヤンからのメールに「飲まずに待ってて❤️」と書いてあった実話に基づく(笑)脱力系迷曲です。
出だしのメロディがどうしても「のーまーずーにーまっててー」に聞こえるそうです。
終演後帰宅して、お客さまのアンケートを見ます。
コンサート中は演奏に集中している私たちが、ようやくやれやれ一安心、の時間です。
「いやー、ここ暫くで一番緊張感充実感あった気がしたよ」
「ご夫婦の音に深みが増した感じがしました!」
「曲のアレンジにいつもお二人の『あそび心』『いたずら心』が感じられ大好きです」
「笛パラを聴いていると、音と音の間に自分の思いみたいなものが入れられ、自分の中に不思議な音楽のワールドが出来あがって、聴いているみんながそれぞれの笛パラワールドを持っている気がします。」
なんて嬉しいコメントをいただきました。
コンサートって、音楽を届けるわたしたちと、
それを聴き受け取ってくれるお客さまの双方で作っていくものなんだ!と
ほんとに思います。
皆様ありがとうございました!!
Photo: Yasuo Yamabuki
*次回は、〜笛はパラダイス!!番外編 シッチャカライブ〜と銘打って、
<6つの笛と、andes25&キーボード>で脱力系オモシロ曲をお届けします。
たとえばこんな↓
https://www.youtube.com/watch?v=7KlRZs5yi1M
会場は西荻のライブハウス『LIVESPOT Terra(テラ)』。
ソフトドリンク片手にゆるーくお楽しみいただけましたら!
https://fuefuki.net/schedule/2024-04-14/
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笛パラにとって初めてのしんゆりの街でのコンサート。
会場のリリオスは、川崎市麻生区の新百合ヶ丘の駅にほど近くに、
街の人たちが気軽に楽しく交流できる場として生まれたスペースです。
麻生区にお住まいで、長年にわたり笛パラを応援してくださっているお客様が、
ぜひ「しんゆり」の街に笛パラを紹介したい、というお気持ちで、
川崎新都心街づくり財団との共催で、今回のコンサートを企画して下さいました。
おかげさまで満席を超えるたくさんのお客様がお運びくださり、
笑いと熱気あふれる中、楽しく<笛パラ>のひとときをお届けいたしました。
プログラムは<笛パラ>十八番のレパートリーを集めて、
日本の唱歌、映画音楽や歌謡曲のナンバー、アイルランド民謡、
そして、いつも人気のオリジナル。
主催者からのリクエスト曲も入っています。
高い天井にやわらかく広がる響きは豊かで心地よく、マイクなしの生演奏でお届けしました。
低いハスキーな音色が魅力のアイリッシュ・ロウウィスルも登場。
アンケートにはたくさんの声が寄せられました。
*「里の秋」バーウの演奏が一気に郷愁を思い起こさせる素敵な演奏でした。
*バーウとアイリッシュ・ウィルスがとても良かったです。
*今までに聴いたことのない笛の音色で新鮮でした。優しい音楽ですてきでした。
*曲がバラエティーに富んでいて楽しめました。
*ピアノの音色も軽やかだったり、優雅だったり、素敵でした。
*昼寝をしたくなるくらいここちよくて。自然に体をゆすって聴いていました。
*ピアノはこまかいところまで丁寧な演奏で素敵でした。
*楽器によって、それぞれ異なる山の空気が伝わって来るように感じました。バーウのあたたかなのどかな空気、サンポーニャの高山に広々と伝わる空気、どれも独得ですね。
中にはとってもユニークなコメントも!
*野田さんの作曲は、お料理と相性が良いように思います。
!!
お料理大好きなノダとしては嬉しいかぎり。
そして、今回オープニングを彩り、『ひまわり』やオリジナル曲でも大活躍したサンポーニャは特に大人気。
*サンポーニャの音色がとてもよかった。野田さんのオリジナルはとても良かった。
*サンポーニャの音が大好きになりました。
*サンポーニャをはじめて聞きましたがむずかしそうなのに、すばらしいですね。感動しました。
*サンポーニャ、ステキ!!
サンポーニャのオリジナル『一角獣』と『無事』は、
私たちにとっても、演奏するたびにスリリングな発見がある曲です。
そして10年近くにわたっていつもコンサートで演奏する『ひまわり』ももちろん。
さらに、このサンポーニャのために新たなオリジナル曲も生まれつつあります。
ぜひお楽しみに!
初めての「しんゆりの街」で、たくさんの方々とお会いできて幸せなひとときでした。
ありがとうございました。
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笛はパラダイス!!VOL.13
@アコスタディオ
今回は「新天地でシン境地>と銘打っての開催です!
ワタクシゴトですが私たちDUOは、この6月に長年暮らしたマンションから、緑豊かな田園風景の広がる新天地の一軒家に転居。
引っ越しでバタバタ、以前から依頼をいただいていたコンサートや、友人のライブサポート等は出演してましたが、自主コンサート準備の余裕ナシでした(笑)。
ようやく落ち着き、ほぼ6ヶ月ぶりの自主主催の笛パラ!!コンサート開催でした。
まだまだ暑いなか、大勢のかたがたにお集まりいただいて、嬉しいかぎり!
みなさま、ありがとうございました。
おなじみのオリジナル『Welcome to Fue Para World』、
続いて懐かしい映画音楽『追憶』のテーマでスタート。
今回は「新天地でシン境地」な新曲をたくさんお届けしました。
まずは『ソラドのボサノバ』。
「ソ」と「ラ」と「ド」。
この3つの音だけでメロディを作った曲。
のだヤンはサンポーニャの「ソ」「ラ」「ド」の3本の管だけ持って演奏。
見た目がまるでナッツをかじるリスのおじさん!笑
小さな管3本だけ持って演奏するなんて愉快だけど、やってみたらこれが意外と持ちにくい!?
吹いているうちに一本だけ出っ張ったりへっこんだりして、だんだんデコボコに・・・(汗)。
演奏を終えると、お客様からは拍手喝采。
「3つの音だけでちゃんと曲になるとは驚き!」
などの声もお寄せいただき、アンケートでも人気ナンバーワン!
リスのおじさん、これからもどんどんやりますよ!笑
続いてはケーナの新曲『はつなつのかぜ』。
歌人で書家・會津八一の短歌
はつなつの
かぜとなりぬと みほとけは
をゆびのうれに ほのしらすらし
に感激して作曲した曲。
『るりのみそらに』
『こさめながるる』
に続く<會津八一・笛パラ三部作>となりました。
繊細かつとても元気の出る會津八一の歌の大ファン・のだヤンです。
”なぜかすぐに号泣。体内が浄化されました。いやされました”
〜アンケートより
『言葉を持たぬ気持ちがひとつ』
野田晴彦がまだ笛に出会っていなかった作曲家専業時代に、
歌手・布施明さんのミュージカルコメディのために書いた曲をサンポーニャでご披露しました。
じつは、引っ越しに向けての楽譜整理中に発掘(笑)された30年前の楽譜を眺めていて、
「この曲すごくサンポーニャに合うんちゃう?」
と閃いたのです。
サンポーニャなんか触ったこともない時代に、サンポーニャにピッタリな曲を書いていたなんて・・・。
会場の照明を落とし、
皆さんに「耳だけ」になってもらおうという
通称「くらやみコーナー」。
今回は唱歌『里の秋』を
雲南省の巴烏(バウ)で。
懐かしい わらべうた もまじえながら。
さて!今回イチオシの新曲の登場です。
『飲まずに待ってて』という「なんじゃそれ?」なタイトル。
”出だしのメロディがそのまま「飲まずに待ってて」と聴こえちゃう”
”笛に合わせて思わず口ずさんでました”
〜アンケートより
聴き逃した方はぜひ次回!
昨年9月に初めてご披露してアンケートでナンバーワンの好評を頂いた『風の電話』。
ケルトの笛アイリッシュ・ウッド・ウィスルで。
”出だしの力強いピアノの音で何が起こるのかドキドキと胸が高鳴る思い、期待と恐れが入り混じって、そのあとしんみりとした笛の音、すばらしい。”
〜アンケートより
アンコールは『ひまわり』。
さらにショパンの『別れの曲 笛パラバージョン』をちっちゃなソプラニーノリコーダーで。
半年ぶりに復活した<笛はパラダイス!!>コンサート。
心機一転で新曲もたくさんお届けできました。
これからまた、そして、
これからますます、
進化する笛パラをお見せできますように!
本リポートの写真はカメラマンの山吹泰男さんに撮影していただきました。
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折しも東京のあちらこちらで桜の花がちょうど満開を迎えるタイミング。
<笛はパラダイス!!VOL.12> @アコスタディオでも<花咲く春>を満喫していただけるステージをお届けしました!
バーウの『おぼろ月』は笛パラ!!おなじみの春のレパートリーですが、今回はとくに、ふわりとそよぐ夜風のような音をピアノで添えてみました。
『春の小川』は、川のせせらぎの音をイメージしたピアノと、小鳥たちの囀りをイメージしたアイリッシュ・ティン・ウィスルによるちょっとユニークなアレンジで。
最後のウグイスの「ホ〜〜〜〜ホケキョ!」がキマった瞬間、客席からは思わず笑みが!
喜納昌吉『花』はアイリッシュ・ウッド・ウィスルで。
奈良の山奥で花開く樹齢350年の枝垂れ桜の姿を思い描く
『桜曼陀羅(さくらまんだら)』。
「桜の木は、花びらよりも一足先に幹の中で桜色を育んでいる」という神秘的な一説から生まれた
『桜の侏儒(さくらのこびと)』。
今から10年以上前に書かれたオリジナル2曲を今回久しぶりにお届けし、ご存知のお客様からはお喜びの声が寄せられました。
そして、つい先月出来たばかりの新曲からは『Rhapsody』『ドシラソファミレ』の2つをご披露。
どちらもアンケートでご好評!!
有名なクラシック曲を笛パラ!!で聴きたい、という「お客様リクエスト」では今回、ドヴォルザークのあのメロディを、なんとロックのアレンジで!
笛パラ!!おなじみのレパートリー『ひまわり』もお送りしました。
アンコールにアンデス25も登場。
この日、外は肌寒くてあいにくのお天気でしたが、雨模様の中、皆様がアコスタディオまで足を運んでくださり、ほんわかと暖かく心地良く、春の音の時間をご一緒することができました。ありがとうございました!!
笛はパラダイス!!昨年7月にカムバック以来、2ヶ月ごとにライブをお届けしてきましたが、次回はちょっとお時間をいただき、夏以降になりそうですが、ますます楽しいステージになるように励みます。
お会いできるのを楽しみに!!
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太陽幼稚園は1949年の創立(!)とのこと、マリンバを演奏される園長先生のもと、音楽にもとても力を入れておられる幼稚園です。
私たちが2013年夏にDUO活動を本格的に始めたころ、東京都内のライブハウスなどだけでなく、地元の小さなカフェなどでも演奏活動をしていたのですが、そのときに聴きにいらした太陽幼稚園の先生がたから「幼稚園でコンサートをしてもらえませんか?」とのお話をいただき、2014年11月に初めて、そして翌年の12月にもコンサートをお届けしに伺いました。
そして今回、コロナを経て久しぶりにまたご依頼をいただきました。
開演は朝の9時半(!)。まずは保護者のかたがたを対象に1時間ほどのコンサート。
当日のプログラムです。
保護者のみなさんはほぼ30歳前後。
加山雄三さんの「お嫁においで」とか知らない世代ですよ(笑)・・・なんてお話を幼稚園のスタッフのかたからも聞いていたので、当日のプログラム選曲はやや慎重に(笑)。
春にちなんだ唱歌や「ふるさと」など、耳馴染みのありそうな曲、そしていつもライブでご好評いただいいているオリジナル曲を混ぜながらお届けしました。
リコーダー&アンデス25 滝廉太郎の「花」でホーホケキョも!
「5000のランタン」のバーウの音色を気持ち良さそうに聴かれ、サンポーニャのバラード「無事」では、聴きながら涙をぬぐっておられる方もいて、「笛パラ!!」オリジナルをしっかりお届けできたことが幸せでした。
終演後はたくさんの嬉しいご感想もいただいて、「笛パラ!!」のCDアルバムもお買い求めいただき、嬉しかったです。
この後、今度は園児たちのいる6つの教室を順に回り、笛と鍵盤リコーダー「アンデス25」でミニミニコンサート!
園児たちは、初めて聴く音に興味津々、食いいるような眼で一心にこちらを見つめる子、笑って身体を揺らしながら聴いている子、、、久しぶりに、間近で幼い子供たちからのエネルギーを感じ、私たちも元気をもらいました。
この春、幼稚園を卒業して小学校に通い始める年長さんたちの心に、音楽にあふれた太陽幼稚園の思い出がいつまでも生き続けてくれたらといいな、と思います。
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新年明けて早々の1月9日。
ここ、原宿アコスタディオの、いつもならピアノがあるスペースが広々と空いております。
撮影:Takehiko Maekawa
この日、6つの笛と共演したのはピアノではなく
鍵盤リコーダー「andes25」、そして
ミニキーボード「マイクロピアノ」。
もともとは、植物園とか小さなカフェなど、たまにピアノのない会場でコンサートを頼まれたりする時の「オモシロ企画」として登場したのですが、いつの間にかレパートリーがいっぱい増えちゃいまして。
せっかくなので、日頃の感謝をこめて皆様に、ふだんはやらないプログラム、脱力感いっぱいのファンシーなサウンドをシッチャカめっちゃかにお届けして、お楽しみいただこうと!
題して
<笛はパラダイス!!番外篇> 新春シッチャカ・ライブ。
こちら、ケーナと、そして鍵盤リコーダー「andes25」
撮影:Takehiko Maekawa
プログラムもごらんのとおり。シッチャカめっちゃか!
ラテン、ディズニー、ロシア民謡、童謡、バッハからコンテンポラリーまで。
そして何やら怪しげなタイトルのオリジナル曲。
汽車ポッポのモノマネが愉快すぎる『アルパカ鉄道』。
撮影:Takehiko Maekawa
こちらは篠笛&マイクロピアノ。いろ〜んな音が出せるキーボードです。
撮影:Takehiko Maekawa
こんどはバーウと、マイクロピアノと、、、
撮影:Takehiko Maekawa
さらにandes25も一緒に吹いちゃって、一人二役!
撮影:Takehiko Maekawa
つまり、二人なのに三重奏!でお聴かせする『上海コオロギ相撲』。
リコーダーの親分「ベースリコーダー」も登場!!でかいです!
撮影:Takehiko Maekawa
ピアニカとのデュオで抱腹絶倒のオリジナル『タヌキのひっこし』
新年早々、客席の皆様に大いに笑って頂いて、すっかりご満悦。
今年も<笛はパラダイス!!>をどうぞよろしく!
〜次回ライブ〜
<笛はパラダイス!!VOL.12>
3月26日(日)午後2:30開演
原宿アコスタディオ
https://fuefuki.net/schedule/2023-03-26/
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<笛はパラダイス!!〜6つの笛とピアノによるインストポップDUO〜>
カムバックミニコンサートVol.3@原宿アコスタディオ、
おおいに盛り上がりました、ありがとうございました。
前回の9月から取り入れたアリーナ型のステージ、今回は照明もぐっと落とし、衣装の色も紅葉っぽく(!?)秋深まる雰囲気で。
Photo by YASUO YAMABUKI
今回も映画音楽、昭和歌謡、唱歌、タンゴからオリジナルまで、幅広い選曲でお届けしました。
オープニングの『Welcome to Fue Para World!!』は元気よく、今回初披露のオリジナルナンバー。
「これから笛パラが始まるぞって感じでワクワクする!」とお客様からも大好評。
上から下まで、サンポーニャの管をフルン!フルン!と鳴らして大活躍。
続いて、静かな『サンポーニャの子守唄』。
2020年、コロナでコンサートが出来なくなってしまった頃に作ったバラードで、YOU TUBE上で公開されましたが、今回初めて生でお届けすることができました。
バーウで『ペチカ』。
前回コンサートのアンケートでリクエストを頂いたケーナ『花祭り』。
あまりに有名なフォルクローレの曲ですが、せっかくなら笛パラ流で、鍵盤リコーダー「アンデス25」が登場!!
ゆりさん、足につけた鈴を鳴らしながらゴキゲンで吹いております。
笛パラオリジナルのピアノソロ『ボンボニエール』。
<笛パラ>昭和歌謡コーナーは、ソプラニーノリコーダーで『お嫁においで』。
そしてお客様リクエストにお応えする今日の第二弾『Jealousy』。
タンゴの名曲をソプラニーノリコーダーで、ラテン、タンゴ、ジャズ、と盛りだくさんのリズムに載せて。
3年ぶりに足を運ばれたお客様からの『無事』が聴きたい!という声にもお応えし、久しぶりに演奏しました。
アンコールの最後に『ひいらぎかざろう』。
今年はこれが最後のステージになりましたが、おかげさまで7月の復活以来、ここアコスタディオで3回のコンサートを行うことができました。
2年半にわたるブランクは長かったですが、その分たくさんのエネルギーや英気を養い、よりパワーアップしたステージをお届けできるようになりました。
来年も年明け早々、やります!
それも「新春特別企画」として、
6つの笛と、
鍵盤リコーダー「アンデス25」
&
ミニキーボード「Micro PIANO」
(ピアノは無し!)
の
超ユニークな番外編コンサート!!
しかも<笛パラ特製プチプレゼント>のお年玉付き!
めったにない特別企画!
この機会をぜったいにお見逃しなく!
https://fuefuki.net/schedule/2023-01-09/
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カムバックミニコンサートVol.2 @ 原宿アコスタディオ、
好評のうちに終了しました。
お運びくださった皆さまありがとうございました。
今回のコンサートでは、より良い響きとバランスをお届けするべく、ステージをコーナーに移動し、座席もアリーナのように演奏者をぐるりと取り囲む配置にして、マイクを使わないアコースティック(完全ナマ音)コンサートが実現しました。
ライブハウスなどではマイクやPAを使った音響が当たり前ですが、竹や葦でできた素朴な笛とピアノによる私たち『笛パラ!!』の音楽は、壁・床・天井すべてが木で作られ、木肌の自然な響きの「アコスタディオ」にぴったり!
ぴったり、なのですが、アコスタ通常の「たて型」の座席配置の場合、音量の小さいバーウやウィスルのナマ音は、後方座席では「曲によってはピアノの音量に笛が負けるときがある」とお客さまからのご指摘もあり、マイクを使うなどの方法をとってきました。
今夏、アコスタ代表のKさん夫妻から「座席を『アリーナ型』にしてみては?」
というユニークな提案をいただき、8月末に、ご夫妻だけでなく、アコスタコンサート常連の友人たちにも立ち会ってもらって試してみました。
はたして、「アリーナ型」の効果は、バッチリ(嬉)!!
・・・そして迎えた本番。お客さまからは、
「やっぱりナマ音はホントいいね!」
「笛とピアノのバランスがいままで以上にナチュラルでよかった」
との声をいただきました。
優れた音響エンジニアであるKさんの見事な発想の転換に脱帽です。
従来のステージ正面からコーナーの位置に移動したベーゼンドルファー
お客様とのコミュニケーションもより間近に!
昭和歌謡のコーナーでは八代亜紀さんのあの名曲!「舟唄」を!
照明を落とした暗闇の中で、篠笛の「村祭」を。幻想的なひとコマでした。
篠笛のオリジナル『秋扇』。
オリジナルの新曲『風の電話』はコロナ休止期間に生まれました。アンケートで人気ナンバーワンに!
アンコールは、お客様からのリクエストの「ショパンの別れの曲」をケーナで、今回、初披露!
南米アンデスのサンポーニャとケーナ、中国雲南省のバーウ、ケルトのウィスル、日本の篠笛、リコーダー・・・
伝統的な音楽の中にとどまっていてはモッタイナイほどの魅力を秘めた6つの笛と、柔らかくて繊細な音色で多くのミュージシャンに愛される名器ベーゼンドルファー・ピアノとのDUOを、ぜひナマ音で体験していただきたいと思います。
これからもご期待ください。
次回コンサートは11月19日(土曜日)18時〜
同じくここ、原宿アコスタディオにて、アリーナ型の限定40席です。
ぜひお運びください!
https://fuefuki.net/schedule/2022-11-19/
イラスト:よしろう
]]>千葉県船橋市の市民文化創造館・きららホールのライブ、おつかれさま!すごく盛り上がったね!
ゆりヤン:
130人のお客さま、そして主催者のホールのスタッフのみなさんが全員、とても喜んでくれたのが本当に嬉しかったしホッとしたね!
のだヤン:
出演依頼をいただいたのは3年前のことだったけど、コロナで中止/延期を繰り返してきて、今回7/21ようやく公演が実現しました(嬉)。
ゆりヤン:
公演1ヶ月前にお客様の申し込みの受付をスタート、その日のうちに予約が132人の定員に達したそうで、それもすごく励みになったな!
のだヤン:
わはは、まあ、「入場無料」っていうのが大きいんとちゃう?(笑)
ゆりヤン:
もちろんそれはある!でも<6つの笛とピアノによるインストポップDUO>という、私たち笛パラのキャッチコピーも「面白そう!」と思ってもらえたのかも。
のだヤン:
「ちょっとよりみちライブ」シリーズは、船橋きららホールの主催、月1回のペースで今回Vol.209ということやから、15年以上も続いているイベント!すっかり近辺住民に定着してるみたいやね。
ゆりヤン:
6月末にホールの下見に行ったとき、スタッフのかたが「長年続けてきたよりみちライブですが、今回の笛パラ様のライブはとくに予約の手応えが大きかったです!」と喜んでくれたね。
のだヤン:
そんなワケで、主催者側も私たち出演者もゴキゲンでワクワク、本番の日を迎えたのでした!
ゆりヤン:
今回お運び下さるお客さまのほとんどが「笛パラ!!の音楽は初めて」なので、どんな曲目にしようか、けっこう悩んだね。モットーは「親しみやすく、そして夏らしさを感じてもらいつつ、軽快な曲と和める曲をバランス良く」。オリジナル曲もぜひ聴いてほしかったから、盛りだくさんになったね。
のだヤン:
しかも、照明スタッフさんが1曲ごとに見事な照明で彩ってくれて、お客様には耳と目の両方で楽しんでいただけたね!演奏している自分たちは夢中で気づかなかったんだけど、カメラマンの山吹さんに撮影していただいた色とりどりのショットを見てびっくり感心!
のだヤン:
お客さまのアンケートには嬉しい感想をたくさんいただきました!
「様々な音色の笛たちにとても癒されました!全身を使って息を吹き込む姿に元気をもらいました」
「時々せつなくなるような音色に心打たれました。ピアノとのコラボがとてもよかったです!」
「笛の音が優しく、心が穏やかになりました。ライブで聴いてこそ伝わってくると思いました」
ゆりヤン:
ホール制作担当者のかたからも嬉しいメールをいただきました!
「お越しいただいた皆様が最後までとても良い表情で音楽を楽しんでいた姿が印象的でした」
「アンケートは本当にポジティブな回答が多く、お二人の阿吽の呼吸で繰り出される音色に皆様満足していただいたようでした」
「私がホールを担当している間にまた、笛パラ様とご一緒したいです」
「笛パラのお二人の公演を担当でき、本当に良かったというのが率直な思いでございます。深く感謝申しげます」
こんなふうに言っていただけて、本当にミュージシャン冥利に尽きます!
のだヤン:
きららホールは、制作スタッフもテクニカルスタッフも、丁寧で的確でしかもいきいきと楽しそうに仕事をされてて、サイコー!
ゆりヤン:
「市民文化創造館」という名前のとおり、すてきだね!
のだヤン&ゆりヤン:
初めての場所で初めてのお客様と出会うステージはいつもドキドキするけれど、こんなふうに音楽でみなさまと出会える「旅」ができるのは本当に幸せです!
終演後「笛パラ本拠の原宿・アコスタディオのコンサートを聴きにいきます!」と声をかけてくれたかたも多数(嬉)。みなさま!ありがとうございました。
きららホール「ちょっとよりみちライブ」はコロナ対策の為、現在はホールの客席数を半分に絞って132名で開催していますが、早く本来の264名で出来る日がきますように!!
#本リポート掲載のショットは写真家の山吹泰男さんが撮影してくださいました
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7/16(土)14時〜おなじみの原宿・アコスタディオで「カムバック」。
「第7波」の状況を考慮して、演奏時間と座席数を小さくした「ミニコンサート」をお届けしました。
笛もピアノも「演奏」自体はコロナで練習時間がたっぷりあったのでむしろスキルアップしてますが、「ステージに立ってお客さまの前でライブを進行していく」っていうことを2年半やっていなかったので、いや〜キンチョーしました!必死でしたね!
客席には、アコスタでのコンサートのリピーターのかたがた、リピーターに誘われて初めて聴いてくださるかた、ドイツからきてくれたメートヒェン(赤星ゆりの従姉妹の娘)、おなかの赤ちゃんを気遣う若い奥さまも!
セットリストは
「アランフェスのアダージオ」
「底紅」
「Lovetime Ragtime」
「ひまわり」
「つぐない(テレサ・テン)」
「一角獣」
など笛パラおなじみのレパートリーのほか、雲南省のバーウのための19曲目のオリジナル新曲「月麻呂」(つきまろ)、また会場の照明を落として暗がりの中でサンポーニャを静かに吹き始める「故郷の人々」(フォスター作曲)もお届けしました。
お客さまのアンケートには
「2年半ぶりに聴いたコンサートは、この間の色々な思いをかきたてるような、深くひろがりのあるイメージでした。
野田さん&ゆりさんが楽しんでいるのが伝わってきて本当に元気になりました。次回も伺わせてください、友人を誘ってみます」
「久しぶりの笛パラコンサートで頭と心の筋肉痛がとれました」
「細胞が笛パラの音楽を浴びて活性化!」
「一角獣聴いておなかのベービーがよろこんでた」
などなど嬉しいコメントがたくさん!私たち、なんとか「カムバック」できたかな?
#本リポート掲載のショットは写真家の前川健彦さんが撮影してくださいました!
*次回告知
<笛はパラダイス!!カムバックミニコンサートVol.2>
2022年9月11日(日)14時開演@原宿・アコスタディオ
コロナ状況を見つつ、次回以降もしばらくは、今回同様、感染対策を配慮したミニコンサート形式で開催して行く予定です。
2年半のコンサート休止期間中にたくさんのオリジナル新曲が生まれました。
次回は新曲をたくさんお届けしたいと思っています。
ご期待ください。
https://fuefuki.net/schedule/2022-09-11/
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私たちの地元かわさきの街のオーガニックカフェ「たまりばーる」。
ワールドフルート&キーボードで、
一足早いクリスマスライブをお届けしました。
お馴染みの梶谷さんによるフライヤーも、
ひときわファンシーで楽しげなイラストで!
ご覧になったお客様がご予約の際に、
「今回の衣装は赤で決まりですね!」とメッセージをくださり、
この「赤」はまさしくクリスマスレッド…
さすがにこれだけの真っ赤な衣装は・・・と逡巡しつつも
箪笥からようやく探し出してこの「赤」を身につけてみたアカホシです。笑
お客さまに撮影していただきました!
こちらはプログラムの表紙のイラスト。
僕たち笛パラ人形、どこに飾ってもらうのかな・・・?!
こちらがプログラムです。
クリスマスの曲をふんだんに盛り込んで。
『ホワイトクリスマス』はケナーチョとマリンバでエスニック風に。
讃美歌の『ああベツレヘム』はサンポーニャとオルゴールで。
『サンタが街にやってくる』は南半球のサマーサンタのイメージでハワイアン風に!
陽気なカントリー風『ジングルベル』も。
なかでもとびきり愉快なX'masナンバーは雲南省のバーウで『赤鼻のトナカイ』。
バーウののんびりとぼけた音色は、まるで老酒で酔いがまわって
眠くなってしまった赤い鼻のトナカイさんのイメージでしょうか。
バックのキーボードが奏でるのは
皆さま聞き覚えのある「陽気な中華風」な和音。
題して「赤鼻のトナカイ麻婆篇」!?
久々登場の<アンデス25>とリコーダーによる十八番『ひいらぎかざろう』。
かように、クリスマスのナンバーを東西南北風?!にお届けしながら、
さらに今回はなんと、
めったに出さない特別レアな
<ベースリコーダー>も登壇。
左からソプラノ、アルト、
そして<ベースリコーダー>。
この<ベースリコーダー>とピアニカのための
幻のオリジナルナンバー。
タイトル『タヌキの引っ越し』もご披露しました。
クリスマスナンバー、レアなナンバーを取り混ぜつつ、
すっかりおなじみの我々デュオのオリジナル曲も。
時折、
南武線の踏切と電車の通る音がのどかにやさしく響く、
この和やかな『たまりばーる』で、
皆さまといっしょに過ごす楽しい音のひと時。
ありがとうございました。
この場所で12年間
みんなに愛されたカフェ『たまりばーる』。
今年1月に閉店しましたが、
ここで生まれたたくさんの方々のご縁は、
ここから先の時間を
さらに紡ぎ続けていきます。
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和やかな木のしつらえと自然な響きが心地良い
ここ原宿アコスタディオホールでの<笛はパラダイス!!>コンサートは、
今回で3度目を迎えました。
素朴でいながら芯の強い音色が魅力の
アイリッシュ・ウッド・ウィスルで、
古くから愛唱されてきた日本のうた「冬景色」のメロディをお届けするオープニング。
笛パラコンサートでも人気ナンバーワンの南米の葦笛<サンポーニャ>は、
『ひまわり』、『アランフェスのアダージョ』、『主よ人の望みの喜びよ』、
そしてオリジナルの『はすをむく』、『漁師の歌(Cancion del pescador)』、
『BCNOFNe』、『無事』の7曲をお送りしました。
もうひとつの人気笛、中国雲南省の<バーウ>では今回、新しいオリジナルを初披露。
バーウのちょっとユーモラスで飄々とした音色にピッタリのメロディが生まれました。
タイトルは『ひょんなことから』。アンケートでの人気も上々でした。
野田晴彦オリジナルのピアノソロ曲『FADO MAQACINHO』も今回初披露。
カンツォーネの名曲『オー・ソレ・ミオ』はケーナで!
篠笛オリジナル『柿の葉雀』は即興イントロ付きで。
おなじみのクイズコーナーでは、、、
厳選な抽選を行ったはずが、、、
なんとアカホシの家族に当たってしまいました。そういうこともあるのですね。
次回<笛はパラダイス!!>Vol.9 は2020年3月14日土曜日の夜、
ここアコスタディオで!
Photo by:Yasuo Yamabuki
オフィシャルサイト
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9月28日(土)西荻窪『Terra』
9月29日(日)武蔵新城『メサグランデ』
Photo by Yasuo Yamabuki (at『Terra』)
今回初披露のオリジナルは、
雲南省の笛バーウのための『花眼』、
篠笛のソロ『薊(あざみ)』。
そしてサンポーニャの『漁師の歌(Cancion del pescador)』。
スペインやポルトガルあたりの漁師町の居酒屋バルで聞こえてきそうな
哀愁溢れるメロディ。
哀愁あふれるマイナー調でいながらカラッと陽気な明るさがある、
そんなイメージで作ったオリジナル。
チェンバロの高音をチリチリチリと鳴らして、
ちょっぴりポルトガルギターのような響きで聞こえたらいいな〜と思いながら演奏。
終演後のアンケート人気ナンバーワンでした。
篠笛のソロの『薊』は、清冽な立ち姿のアザミの花のイメージでしょうか。
作者は、くさかんむりに魚、刀の<りっとう>で
「アザミ」と読ませる漢字にも惹かれたそうです。
バーウの『花眼』(ホア・イエン)は、
中国語で「老眼」のことをたとえた言葉だそうです。
花の美しさは、細部を細かく鮮明に見るよりも
全体のぼわ〜っとした姿や色でこそ楽しめるものなんじゃよ、、、
という翁のセリフが聞こえてきそうな・・・。
お客様のリクエストにお応えして「大きな古時計」。
アイリッシュ・ロウ・ウィスルでゆったりしみじみと。
そしてケーナで「リベルタンゴ」(A.ピアソラ作曲)。
チェンバロの4フィートの音色もタンゴのイメージにピッタリ!
これはチェンバロの鍵盤に連動するジャックという部品で
ここに付いている小さな爪が弦を撥いて音を出します。
演奏の合間に入念な調整をされる山下さん。このチェンバロの作者です。
これは笛置きテーブルなんだけど、よく見ると笛のほかにいろんなものがいっぱい?!
向こうにあるアレは何?!っていう声も聞こえてきますね。笑
聴きに集まってくださった皆さま、ありがとう!そして山下さん、いつもありがとう!
次回ワールドフルート&チェンバロライブは
2020年4月26日(日)西荻テラ
29日(祝)武蔵新城メサグランデで
お送りいたします。
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日帰り温泉施設では関東一番の人気を誇ると言われる
宮前平源泉<湯けむりの庄>のロビーコンサートのご依頼をいただいて、
湯けむりの庄ホームページより
7月21日、日曜日の午後、楽しくステージを務めてまいりました。
実は私たち、大の温泉好き。
ここ宮前平源泉<湯けむりの庄>にも
今年の春先に一度訪れる機会があって、
湧き出る源泉のお湯、
館内のゆったりとした作り、美味しいお食事など
魅力点多数、
自宅からも便利なこの場所に
こんなナイスな日帰り温泉を見つけて嬉しく思っていたところでした。
7月21日、日曜の午後、これからお湯に向かう方々、
すでにお湯から上がって館内くつろぎ着に着替えられた方々、
多くのお客様が行き交うロビーで
午後2時と4時、
様々な笛と、そしてピアノや鍵盤リコーダーとの二重奏のプログラムで
30分のミニコンサートをお楽しみいただきました。
私たちのコンサートには、
様々な種類の笛が登場するので、
それぞれの笛をご紹介できるようにプログラムもご用意しました。
何といってもここは温泉、
誰もが癒され、心も身体もリラックスできる場所。
どのお客様からも感じられる笑顔の波。
長年、いろいろな場所でコンサートをしてきましたが、
ここはまた特別な空間だな〜と感慨をおぼえました。
当日のコンサートの一コマをご覧いただけます。
プログラムの中心は笛とピアノのアンサンブルでしたが、
この鍵盤リコーダー「Andes25」の珍しさとファンシーに
やはり注目が集まったようです。
ちなみに、この『鉄腕アトム』は一瞬のデモンストレーションで、
この後に続いた「アンデス25」とケーナによるオリジナル
(幼稚園コンサートでも爆発的人気)の
『アルパカ鉄道』はこんな曲。
終演後は私たちもザブンとお湯に浸からせていただき、
湯けむりの庄ホームページより
本番ステージでのアドレナリンの緊張感がほぐされる感覚は
まさに至福でした!
期間限定でヒノキの丸太を浮かべたお風呂は
香りも良く、プカプカぶりにも癒され、極楽でした。
露天の寝湯もつぼ湯もこれまた最高でした。
湯上りのビールがめちゃくちゃ美味しかったのはモチロンです!
楽しいステージと魅惑のお風呂の素敵な1日を過ごせて、
とっても幸せでした。
ありがとうございました。
ぜひまた浸かりに行きます!
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を迎えても、
関東地方はまだまだ梅雨が明ける気配もなく
真夏の訪れはしばらく先のこと、傘も手放せない日々。
でも幸い、この日の空は晴れ。
原宿「アコスタディオ」で、
第7回目の『笛はパラダイス!!』コンサートを開催しました。
原宿・神宮の森にほど近い「アコスタディオ」は
この地でもうすぐ35周年を迎える老舗の音楽ホール。
60席ほどのスペースですが、
床や壁や響板は弦楽器に使われるものと同じ木材を用いて作られ、
ホールそのものが音に合わせて呼吸しているような心地よい響きの空間です。
アコスタディオ情報サイトより
ピアノはベーゼンドルファー200。
シンプルで伸びの良い余韻には温かみがあり、
弾き手が心地良さを感じながら演奏できる一台です。
(Photo by Yasuoo Yamabuki)
そして音色も、この笛たちと相性が良いと感じます。
(Photo by Yasuoo Yamabuki)
前回4月にもここでのコンサートを開催したあと、
5月はキーボード(micro PIANO)、
6月はチェンバロ企画、
と続いたワールドフルートライブ、
そしてまたグランドピアノに戻ってきた、という感じです。
(お客様に撮影していただきました)
ピアノ、キーボード、チェンバロ・・・
どのコンサートでもプログラムは毎回、
思案のしどころ、苦心のしどころです。
しかも、
前もって余裕を持たせて一ヶ月前から決めるということは無く、
たいていステージの10日〜7日くらい前にようやく本決まり。
それから本番に向けて急ピッチで演奏を仕上げていく。
これってかなりハードです。
毎回、僕たち、お尻に火がつくカチカチ山のタヌキさんです(苦笑)
なぜそうなるのか。
良く言えば、ライブ感を大事にしてるから?!笑
たとえば、まだまだ雨模様が続く空を見上げて
やっぱ『あめふり』だよね、
そして虹が出て『Over the Rainbow』・・・
こんな出だしで
お客様との時間を作り始めたい、
誰もに通じる共通の感覚ってやっぱり「季節」かな、と思うから。
そして夏の夕立、あたりが真っ白に煙るほどのスコールが『白雨』。
そしてのんびり夏のお昼寝『籐の枕』。
散歩の道すがら「槿(むくげ)の花」が咲いている。
花びらの底が赤い可憐な槿は『底紅(そこべに)』。
篠笛のオリジナルを聴いてもらった後には
やっぱり日本の名曲をお届けしようか・・・
・・・と、こんな風に、
季節から始まって、
あるストーリーを紡いでいこうとする為。
もし、今回、
とっくに梅雨が明けて、
ピーカン青空真っ盛りで
ギラギラ太陽が暑すぎて、
海が恋しい!リゾート行きたい!
という気候に突入していたら、
プログラムの『あめふり』は
無かったハナシになります。笑
『海』にちなんで
シャンソン『ラ・メール』を選んだかも。
そう考えると、面白い。
プログラムってナマモノですね。
次回はどんな曲が並ぶでしょうか。
季節はおそらく秋からもう冬に入っている頃・・・
どうぞお楽しみに!
『笛はパラダイス!!』Vol.8
11月30日(土曜日)原宿『アコスタディオ』にて開催予定です。
illustration:Yoshiro Kajitani
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兵庫県の南エリアは梅雨の晴れ間、
雲の間からのぞくお日様からはすでに真夏の力強い光線を感じるようでした。
昨年ご縁があって11月にチャペルでのコンサートが叶いました香櫨園(こうろえん)教会。
ぜひ第二回目を、との嬉しいご依頼を頂きました。
阪神電車「香櫨園」から夙川沿いに歩いて8分。海にほど近い瀟洒なたたずまいの教会です。
(教会ホームページより)
チャペルは落ち着いた木と白壁のしつらえ。
クラシックでレトロな雰囲気がとても素敵な聖堂です。
どの笛の音も自然に響き、古いアップライトピアノも柔らかな鳴り心地。
(教会ホームページより)
梅雨時には雨の歌を、ということで、
プログラム冒頭は、サンポーニャで童謡『あめふり』。
リズミカルなサンバ風にお届けしました。
(お客様に撮影していただいたライブ写真です)
おしゃべりはマイクなしでもよく声が通ります。
プログラムには載せていませんが、雲南省の笛バーウで『ゆりかご』も。
そして、賛美歌『いつくしみ深き』をアイリッシュ・ロウ・ウィスルで。
同じこの曲を、昨年11月のコンサートでは雲南省の笛バーウで演奏しています。
違った持ち味の音色による2つの『いつくしみ深き』。
どちらもこの曲のメロディの美しさと魅力が活きています。
サンポーニャのオリジナルバラード『無事』。
アルバム『笛はパラダイス!!』にも収められています。
〜きょう、今、無事に、
私たちがここで楽しいひとときを過ごせること、
それはけっして当たり前のことではなく、とてもありがたい特別なこと〜
そんな思いで『無事』というタイトルがつけられたこの曲を、
しみじみ受け取ってくださるお客様との出会いは、
私たちデュオにとって、また1つ大きな喜びと励みになりました。
ありがとうございました。
コンサートの様子を香櫨園教会ブログでもご紹介いただきました。
https://www.koroen-church.jp/2019/06/22/世界の笛コンサート/
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6月9日(日)武蔵新城『メサグランデ』
関東地方も梅雨に入ったタイミングでした。
湿度も気温も上がってくると
昔ながらの素材で繊細に作られているチェンバロは音が狂いやすくなったりするのですが、
今回はなぜか、二日間とも安定したコンディションを保ったまま音の鳴りも良く、
「今日のチェンバロの音色、特に輝いてますね」というお客様の声が
チェンバロ工房の山下さんや私たちにとって、大きな喜びでした。
(Photo by Yoshihiro Hiraishi))
(Photo by Yoshihiro Hiraishi))
ワールドフルート&チェンバロライブ、
スタートしたのは2013年の7月。
今年で丸6年。
2013.7.7西荻窪『Terra』にて
300年前の古楽器で、ピアノの前身と呼ばれるチェンバロと
世界のさまざまな笛とで、ポップで面白いライブをやろう!
と、言うは易し、実際のところはプログラム作りで苦心の連続でした。
そんな経緯は過去のこと、、と言いたいところだけど、
いやはや、今もなかなか四苦八苦です。
とはいえ、本当に楽しい音作りってこういうところで味わえるんだよな、と
いつも思うのです。
(Photo by Yasuo Yamabuki)
さて、今回のプログラム。
アイリッシュ・ティン・ウィスルのオリジナル『蜘蛛の巣』が
久しぶりにプログラムに復活。
2009年5月にテアトル銀座で上演された浅丘ルリ子さん主演の演劇
「蜘蛛の巣」(アガサ・クリスティ原作)のために野田が作曲したテーマ曲。
(ライブ写真:お客様に撮影していただきました)
ティン・ウィスルで陽気なケルトダンス風。
でも笛は息継ぎをするタイミングが難しくて、
作ったご本人も酸欠寸前で演奏?!、、、は過去の話。笑
すっかり楽しくノリノリで吹きます!
<ケナーチョ>は低い音のする大型ケーナです。
ちょっとダークでユーモラスなテイストが楽しいオリジナルの『ハシビロコウ』は
写真付きでご紹介。
ハシビロコウって動物園で今人気急上昇のトリなんだって。
目玉、と言ってはナンですが、
今回のライブのための新たなプログラムは
アメリカの作曲家、S.フォスターの名曲を
チェンバロライブでお届けするというもの。
『夢路より』『草競馬』『おおスザンナ』
この有名な三曲をメドレーで。
愉快なのは中国雲南省の笛<バーウ>での『草競馬』。
あのバーウのおっとりとした音色、
しかもスローテンポでやってみる!
まるでの〜んびり草を食み食みながらのポコポコ歩き、
駆ける気なんかゼロの爺さんポニー風。
どこが草競馬じゃ?!
というギャップの楽しさにお客様から笑いが。
2013年の初回ライブからすっかりお馴染みのブギウギアレンジ『子象の行進』や
軽快なダンスリズムのラグタイム『Lovetime Ragtime』に欠かせないのが
このソプラニーノ・リコーダー。
上から、ソプラニーノ・リコーダー
ソプラノ・リコーダー
アイリッシュ・ティン・ウィスル
篠笛
ケーナ
バーウ
アイリッシュ・ロウ・ウィスル
サンポーニャ
(Photo by Yasuo Yamabuki)
(Photo by Yasuo Yamabuki)
優雅で、かつ、ちょっとミステリアスで、時にユーモラスでもあり、
一言では言い表せないあのチェンバロの個性的な音色には、
ヒトの耳では直接聴き取れない高い高い周波数も含まれていて、
耳では聴こえないけれど、ヒトは肌でそれを感じ取るのだそうで、
それらは脳と身体に心地良い影響を与えるらしい、と言われています。
個性豊かな持ち味の笛たちとラグジュアリーな音色のチェンバロ、
このまたとない組み合わせ、これからも楽しく音作りを続けます。
次回は、
9/28(土曜日)西荻窪『Terra』
9/29(日曜日)武蔵新城『メサグランデ』
http://fuefuki.net
現在、新たなオリジナルを創作中。楽しいカバーのナンバーもあれこれ探しています。
お楽しみに!
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とはいえ、むしろ涼しくて良かったな〜と、
今これを書いている8月には思ってしまいます。笑
春から次第に夏に近づく5月18日土曜日の午後、
ここ、地元の皆さまに愛されるオーガニックカフェ『たまりばーる』の
お家のリビングのようなアットホームな空間に、
おなじみの可愛らしいいキーボード「マイクロピアノ」を持ち込んで。
(お客様に撮影していただきました)
まずはバーウで陽気に『茶摘み』からスタート、
篠笛のオリジナルは『からすのえんどう』、
そして沖縄民謡『安里屋ゆんた』、
もうすぐ夏に向かう季節!っていうことで、
ハワイアンのプログラムも。
『小さな竹の橋』は
リコーダーとビブラフォンの音でリゾート感いっぱいにお届けしました。
『サンポーニャ・ロミロミ』(オリジナル)は
ハープの音色を合わせてまったりゆったりしたオリジナル・ハワイアンナンバー。
そして今回初披露にしてこれで最後かも?!の特別企画は、中国の伝統笛『ディーズ』。
薄い竹の膜によって生まれる独特の共鳴音を含んだ音色がなんともエキゾチックな笛です。
この笛独特のぴりぴりとした音を効果的に出すためには、この竹の膜の貼り方にコツがあるようなのです。
今回、試行錯誤でこれを何度も貼り直してリハーサルをしました。
『モーリーホワ(茉莉花)』という曲をご存知ですか?
茉莉花は中国語でジャスミンのこと。
中国の古くからの民謡で、とても美しいメロディです。
プッチーニのオペラ『トゥーランドット』の中でも歌われ、ヨーロッパ人の間でも有名な曲です。
マイクロピアノのキラキラした音をバックに、ディーズでこの『モーリーホワ』を。
チャールズ・チャプリンの映画で有名な『スマイル』は
誰もが聞いたことのある名曲ですが、
これがチャプリン自身の作曲であることは意外な事実なのです。
この美しいメロディをリコーダーとハープで。
もう一曲、思いがけない人が作曲しているのが
『星めぐりの歌』。
宮沢賢治の作曲です。
『星めぐりの歌』から星にちなんで
野田晴彦オリジナルの『Auriga』『双子の星』・・・
最後は賑やかな『ゆかいに歩けば』マーチで締めくくりました。
南武線の踏切と電車の走る音と演奏が一体になって、
なんともほんわかした空間を作ってくれるのが
まさにここだけのワンアンドオンリー!な『たまりばーる』ライブ。
まるでおうちのリビングのような
アットホームなカフェ『たまりばーる』で
お集まりくださった皆様と一緒にほんわかと過ごす音楽のひととき。
終演後はママさんのお料理と美味しい日本酒で
ご在席のお客様と一献!
くつろぎの楽しい時間でした。
『たまりばーる』ライブ、次回は未定ですが、
今年の秋あたりにまた叶えば!
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今回のVol.6は、会場を原宿『アコスタディオ』に移しての開催です。
アコスタディオは内装にヴァイオリンと同じ木材が使われ、
ホール自体が楽器のように美しく響きます。
お客様からは今回、特に音響が素晴らしいという多数のお声をいただきました。
アイルランドの笛ティン・ウィスルで昭和の名曲「蘇州夜曲」、
雲南省の笛バーウで唱歌「朧月夜」、
春にちなんだ曲でコンサートがはじまりました。
アコスタディオのピアノはウィーンの名器ベーゼンドルファー。
柔らかい音色が様々な笛たちととてもよくマッチします。
<本日のプログラム>
蘇州夜曲(服部良一)/アイリッシュ・ティン・ウィスル
朧月夜(岡野貞一)/バーウ(巴烏)
こさめながるる* /サンポーニャ
底紅(そこべに)*/篠笛
祖父の愛せしZamba*
ヤー・チャイカ* /ケーナ
ライムライト*
アランフェス協奏曲より『アダージョ』(J. ロドリーゴ)
スミス飛行機*
おらしょ*
Oratio*
るりのみそらに* /アイリッシュ・ロウ・ウィスル
無事*
野田晴彦オリジナル*
できたばかりのオリジナル曲
「こさめながるる」を初披露!
こまやかな感性と力強さが本当に素晴らしい
明治の歌人・書家の会津八一。
爽やかな春の雨を歌った短歌
ならざかの
いしのほとけの おとがいに
こさめながるる はるはきにけり
に描かれた素敵な景色に動かされて作った曲です。
新作をお客さまの前で初めて演奏するのはいつも緊張しますが、
皆さんがアンケートに書いてくださった嬉しい感想に
ホっとしました!
プログラムには記載せずにサプライズでお届けした滝廉太郎「荒城の月」。
お客さまからリクエストの多かったこのあまりにも有名な名曲。
どんなアレンジでお送りしたらいいか?
色々試行錯誤しながらできた「笛パラ!!」ならではの「荒城の月」
・・・スパニッシュフラメンコ風しかも5拍子!
手拍子つきでお届けしました!!
笛は日本の篠笛です。
曲の途中でね、
笛から手拍子へチェンジ、
手拍子から笛へチェンジを
わずか5秒くらいの間に。
このチェンジが結構真剣!
笛、落とさないように!(笑)
篠笛のためのオリジナル「底紅」。
そこべに、は花の底部が紅いムクゲのことですが、
この花を「民族の花」とする朝鮮の素晴らしい民謡「アリラン」みたいに始まる
篠笛のゆったりしたワルツを作ってみたいと作曲した曲です。
「大好きなメロディー!」
「また聴きたい」
と好評をいただき、すっかり定番レパートリーとして定着してきました(嬉)。
ケーナでおなじみのオリジナル
「祖父の愛せしZamba」
「ヤー・チャイカ」。
「サンポーニャで昭和歌謡を!」
毎度のコーナーがやってまいりました(笑)!!
これまでに、
はしだのりひこ「風」、
小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」、
森進一「襟裳岬」などお届けしてきましたが、
今回は千昌夫「星影のワルツ」です。
「さて!曲の途中に別の有名曲がはさまっていましたが、その曲のタイトルは?」
「正解者の中から抽選で1名様に私たちのCDアルバムをプレゼント!」という
「今日のクイズ」出題(笑)で第一部終了。
〜休憩〜
休憩後、「今日のクイズ」の答え合わせと抽選を行います!
正解は「テネシーワルツ」でしたが、
「トラさんのテーマ」など、楽しい「ボケ回答」も多くみんなで爆笑!
プログラムに書いてないけれどサンポーニャの「ひまわり」で第2部のスタート。
「何度聴いても素晴らしい!」と好評の定番中の定番レパートリです。
続いてサンポーニャのオリジナル「ライムライト」。
同じタイトルのチャプリンの映画のテーマ曲は有名ですが、
あの曲みたいなメルヘンにあふれてロマンティックな「笛パラ流・ライムライト」を作ってみたくてできた曲です!
今年1月のコンサートで初披露してとても好評をいただきました(嬉)。
「チャプリンのライムライト」は
<ドレミレファ〜>で始まるけど
「笛パラ流・ライムライト」は
<ミソラミソ〜>で始まります。
サンポーニャでは、今回初披露になるもう一曲が、
お客さまからの「アランフェス協奏曲を聴いてみたい」というリクエストにお応えしてできた新しいレパートリー。
この素晴らしいロドリーゴのメロティを「笛パラ」ならではのアレンジでお届けしたい!と
1年近く試行錯誤してきて今回初めてお届けできることになりました。
アンケートを見ると、この「笛パラ流アランフェス」も定番レパートリーに育っていきそうな感触です!!
篠笛のソロ「おらしょ」。
ピアノのソロで「Oratio」。
オラーシオは<祈り>という意味のラテン語です。
篠笛の「おらしょ」はグレゴリオ聖歌のようなイメージで。
ピアノの『Oratio』は賛美歌のようなイメージで。
2016年春に初披露して以来いつもアンケートの人気ナンバーワンの笛パラ・オリジナルバラード「無事」。
桜の花に世の無常の哀しさと生の喜びを感じる、
大和心を感じる名曲だと思います
そんなお声をアンケートにいただきました。
アンコールに、これもお客様のリクエストから生まれた、
バッハの「主よ人の望みの喜びよ」を
笛パラ流のユニークなJAZZアレンジでお届けしました。
唱歌「春が来た」のメロディも盛り込んで!
原宿『アコスタディオ』で初めての<笛はパラダイス!!>、
木肌の壁の自然な反響によって、
やわらかで心地よい響きが生まれ、
笛パラならではのアンサンブルを最良の音でお届けできて、
皆様にとても喜んでいただけました。
お客様、会場スタッフの皆様に、
心から感謝いたします。
ありがとうございます。
次回、
<笛はパラダイス!!>VOL.7も
ここ原宿『アコスタディオ』にて
7月15日(祝日)14:00〜
予定しています。
ぜひたくさんの皆様にお聴きいただけますように!
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今回は贅沢にも、おなじみ山吹泰男さん、そしてリブロは初めての前川健彦さん、
お二人のカメラマンに撮影していただきました!
以下、山吹さんの写真は「Y.Y」、前川さんの写真は「T.M」とそれぞれクレジットします。
T.M
開演前に演奏者を待つ笛たち。
ん?!丸いものは何でしょう・・・?!笑
T.M
ピアニストを待つブリュートナー。
T.M
そして今回のプログラムです。
『雪』(ゆ〜きやこんこ)を
アイルランドの笛・ティンウィスルでアイリッシュダンス風アレンジで!
Y.Y
T.M
バロック音楽の名曲・ビバルディ「四季」より
『冬』第2楽章を、アンデスの笛ケーナで
レゲエ風味のリズムに乗せて。
T.M
昨年ユネスコ無形文化遺産に指定された
ジャマイカのレゲエ音楽ですが、
レゲエを世界に広めたボブ・マーリーさんは
「どんな物でも好きな音楽をレゲエの内部に包み込むことができる」と言っています。
「まさかこの曲がレゲエリズムに乗るとは!『笛パラ』ならではのアレンジですね!」と
お客さまの驚きの声がアンケートに多数!
T.M
今回初披露のオリジナル『ライムライト』。
チャプリンの映画「ライムライト」の
あの有名なテーマ曲はチャプリンが自ら作曲した素晴らしいメロディですが、
こんな懐し〜い感じの曲を作りたいな!と思って
笛パラ・オリジナルの『ライムライト』ができました。
Y.Y
ピアノソロで『ボンボニエール』。
「ゆりさんのピアノソロが聴きたい、
それも野田さん作曲のオリジナルで」という
お客様のリクエストに応えて昨年3月に初披露。
それ以来いつもアンケートの人気NO.1のレパートリー。
ボンボニエールは甘いお菓子の入った綺麗なケース(缶)のこと。
Y.Y
SET-1最後は、<ワンアンドオンリーのパフォーマンス>との声をいただく『ひまわり』。
Y.Y
セカンドセットの始まる前に「今日のクイズ」の抽選発表(笑)。
Y.Y
ファーストセットで演奏した『Lovetime Ragtime』は
私たちのライブではすっかりおなじみのレパートリーですが、
今回は「新春バージョン」(笑)ということで、
曲の途中にある有名な曲を挟み込んでみました。
「その曲の題名はなんでしょう?」というのが「今日のクイズ」。
T.M
お配りした用紙に答えを書いていただき、
ファーストセット終了後の休憩時間にステージに用意した投票袋に入れてもらって、
正解のかたの中から1名に「Lovetime Ragtime」も収録されている私たちのCDアルバムを
1枚プレゼントという趣向。
正解は、
フォークダンスでお馴染みの「レッツキス(ジェンカ)」。
ほとんどの方が正解を書いて下さり、
厳正な抽選のもと、お一人の方にアルバム『笛はパラダイス!!』をプレゼント!
2016年春に初披露して以来、
皆様に愛されているオリジナルバラードで、
「世の無常の哀しさと生きる喜びを感じる、
’大和心’を感じさせる名曲ですね」と
お客さまからの感想をいただいている
『無事』。
今年も無事で、みなさまと一緒に素敵な音楽の時間が過ごせますように!
Y.Y
「笛パラ流のユニークアレンジでバッハを聴いてみたい」
というアンケートのリクエストに応えて
有名なカンタータより『主よ人の望みの喜びよ』をゴスペルふうのアレンジで。
Y.Y
「半音の出ないサンポーニャでバッハができるとは!」と好評をいただく
『笛パラ』ならではのレパートリーです。
「おわり近くに『雪やこんこ』が紛れ込んだりしてクスッとさせられた!」と
アンケートに書いてくださったかたも。
T.M
ステージの照明を落として『星のゆりかご』。アイルランドのロウウィスル
T.M
ピアノソロ新曲『Oratio』。
『ボンボニエール』の好評で
「もっとゆりさんのピアノソロ(野田さん作曲)が聴きたい。
できたら各セットに1曲ずつ」というリクエストに背中を押され、
今回のために書き下ろした曲。
オラーシオはラテン語で「祈り」という意味です。
Y.Y
Y.Y
ファーストセットで演奏した『祖父の愛せしZamba』を聴いて
「大好きなテレサ・テンの歌を思い出しました!」という
アンケートの感想がありました。
プログラムには書いていないサプライズ裏メニュー(笑)として、
テレサテンさんの『つぐない』を
おシャレなキューバ風のピアノアレンジでお届け。
T.M
もう1曲、プログラムに書いてない裏メニュー。
ニューイヤーコンサートということで
おめでたい『庄内長持唄』(山形民謡)を
しの笛一本のアカペラソロで。
Y.Y
昨秋に初披露して以来好評のオリジナル曲『底紅』。
そこべに、は花の底部が紅いムクゲ。
ムクゲは朝鮮民族の花で、
次々と尽きることなく花をつけることから無窮花(ムグンファ)というそうですが、
朝鮮の名歌「アリラン」の出だしと同じフレーズで始まる
ゆったりした篠笛のためのワルツを作ってみよう、とずっと思ってて、
去年秋にできた曲。
T.M
SET2最後は、
お客さまにも手拍子で参加してもらって、おなじみ『フエフキー行進曲』。
みなさまありがとうございました!
T.MY.Y
Y.Y
新しい年号が始まる今年2019年。
私たちDUOはこれからもますます、
お客さまとのキャッチボールをしながら、
みなさまと一緒に作る楽しい音の世界を広げていきます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
Y.Y
諸事情によりリブロホールは今月で閉館・移転となり、
この会場でのコンサート『笛はパラダイス!!』はこれが最後になります。
1年間5回にわたるコンサート主催してくださったリブロオーナーの福島さん、
ありがとうございました!
ぜひ新しい会場での再開を期待しながら、
私たちもますますパワーアップしていきたいです。
Y.Y
リブロホールのステージを
輝きわたる素晴らしい響きで満たしてきた
『ブリュートナー』。
Y.Y
どこまでも広がる美しく温かいその音色は、
弾く人、聴く人の心をはずませ、
幸せにしてくれました。
本当にありがとう!
Y.Y
次回の『笛はパラダイス!!』VOL.6は、
私たちDUOの主催で、
原宿の「アコスタディオ」にて
4/27 土曜日、午後2時〜の開催を決定。
1984年、原宿駅のほど近くにオープンした
サロンコンサートホール。
60席の地下ホールは内装にヴァイオリンと同じ木材を使い、
ホール自体が楽器のように美しく響くアコースティックホール。
音楽の都「ウィーン」が生んだピアノの名器<ベーゼンドルファー>を常備。
ぜひお運びください。
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季節恒例のワールドフルート&チェンバロライブ。
<2018年 秋篇>は、11月の最後の週末に
東京・西荻窪の「Terra」、
そして、かわさき・武蔵新城のメサグランデで。
秋篇といいつつ、11月も終わりの日曜日はもう既にすっかり冬日。
冬といえば・・・ということで、
『たき火』『ペチカ』。
そして、冬といえば『ロシア民謡?!』メドレーなど、季節感たっぷりに、
お客様には温かいお飲み物を召し上がっていただきながら、
ホットなライブをお届けしました。
写真はメサグランデでのライブ。お客様に撮影していただきました。
実はこの日、会場の気温もやや低め。
気温差に敏感なチェンバロの音のために暖房を控えめにしていたのですが、
そのせいなのか・・・こうして見ると、演奏者の顔も白っぽいかも?
でも、中身は熱く!
殊に、チェンバロとケーナでお届けする『ロシア民謡メドレー』の熱演は
大好評をいただき、チェンバロDUOならではの新しいレパートリーが誕生した日でした。
皆様、温かい拍手、手拍子を本当にありがとう!
バーウのあの’ほんわか〜’とした音色でしみじみと『ペチカ』を。
あったかくなりますように。
ソプラニーノリコーダーでおなじみ、陽気なブギウギアレンジの『子象の行進』。
体温上げてこ〜!顔、白いけど。笑
鍵盤リコーダー<アンデス25>も登場で『鉄腕アトム』。
そういえば、アトムもロボットだけど、寒さ暑さは感じていそう、と思う。笑
数あるレパートリーの中でも、南米の葦笛<サンポーニャ>とチェンバロのデュオ曲は特に好評をいただきます。
南米の熱い風をよこしてくれます。
今回の目玉?!企画の『ロシア民謡メドレー』、
実はプログラムには書かずに、
『赤いサラファン』のあとにやったんですが、
この、<書かずにやる>っていうのがちょっとしたアクセントになって、
お客様にとっても我々にとっても、楽しい一コマになるんですね!
チェンバロは温度と湿度には特に敏感な楽器なので、
寒〜い、また、暑〜い時期が苦手。
チェンバロでの次のライブは、きっと、
春が来てちょうど良いくらいの暖かい季節に!
ぜひお楽しみに!
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ご縁があって、西宮の教会でコンサートを開催しました。
西宮は、野田晴彦の出身地宝塚市の隣町。
DUOでの活動を始める前のバンド時代には
奈良や京都のお寺や宝塚のホールなどで
何度かコンサートをしたことがありますが、
今回、私たちDUOとしては初めての
京阪神・里帰りコンサートとなりました!
当日のプログラム。
唱歌の「紅葉」でコンサートスタート。
南米の葦笛サンポーニャの歯切れのいいリズムを活かした
ユニークな5拍子にアレンジしました。
「テイクファイブ・もみじ」!
香櫨園教会は夙川(しゅくがわ)という川ぞいにあります。
香櫨園と書いて「こうろえん」と読みます。
教会のコンサートなので、賛美歌をいくつか演奏いたしました。
よく知られている「いつくしみふかき」は賛美歌の中でも有名ですが、
中国雲南省のバーウ(巴烏)で演奏したのは、私たちだけかも!
唱歌「ふるさと」をアイルランドの笛ティン・ウィスルで。ティン(Tin)はブリキのこと。
かつてはブリキでできていたそうです。
現在は吹き口がプラスチックで管は真鍮製が主流になっています。
リコーダーは、アルト、ソプラノ、ソプラニーノ、3種類を演奏。
テレビCMのために作った『ラブタイムラグタイム』や
野田晴彦作曲の『NHK番組のテーマ曲』、
アイルランド民謡『石の涙』、
さらにJAZZアレンジの賛美歌「しずけき河の岸辺に」もお届けしました。
リズムに合わせてお客様の体が気持ちよさそうに揺れていました!
最後の曲はプログラムに書いていないオリジナル曲「アルビレオ」。
アルビレオはハクチョウ座のクチバシに当たる星で、
「夜空の宝石」と呼ばれる美しい星。
アンコールは10月に出来たばかりの、
篠笛のための新曲オリジナル「底紅(そこべに)」を
初披露させていただきました!
これが「世界初演」です(笑)。
教会員の皆様、野田の家族と高校・大学時代の友人だけでなく、
教会の近くの住民のかたたちもおおぜい聴きに来てくださいました。
皆様ありがとうございました。
終演後、牧師さんを囲んで香櫨園教会員のみなさんと記念撮影!
やさしく和やかな香櫨園教会の空間で、
この秋のひととき、
皆さまと楽しい音の時間を過ごすことができました。
温かくご支援、お力をお貸しくださった牧師さまをはじめ、
教会の皆さまに心より感謝いたします。
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撮影:Yasuo Yamabuki
]]><9/15(土)川崎市・宙と緑の科学館プラネタリウム・コンサート>
川崎市文化財団(ミューザ)主催の「ポプリ♪サロン・コンサート」のご依頼をいただき、
私たちDUOで出演しました。
プラネタリウムに投影された星空の下で生演奏!
撮影:Yasuo Yamabuki(演奏写真はリハーサル時のショット)
昨年12月にリリースした私たちDUO の
ファーストアルバム
『笛はパラダイス!!』収録の
星や月にちなんだ曲を中心にお届けしました。
昨年秋にスタジオでレコーディングをしながら、
「このアルバムの曲をプラネタリウムで演奏したりできたら素敵だね〜!」
なんてお話してたのが、
早速夢が叶い実現しました!!(嬉)
いつも私たちの活動を応援してくださる皆様のおかげです!
投影のチェックもしながら、音のリハーサルを同時進行。
やや薄暗いオーケストラピットの中での演奏は
これまでにも経験がありますが、
プラネタリウムの投影のための暗闇の中での演奏は初めてのことで、
特にサンポーニャの場合は、
一本一本の管を見ながら吹かなければならないので、
そのための灯りを耳に装着して臨みました。
会場の座席と、最新鋭投影機「MEGASTAR-FUSION」。
日本に一台しかない特注品だそうです。
「メガスター」は色や形のデザインもキュートです。
どことなく、スターウォーズに登場するかしこいロボットR2-D2のような佇まい。
コンパクトな姿の「小さな巨人」。
映し出す星空のスケールは大スペクタクルでした!と
お客様からの声。
今回限りのスペシャル企画として、
野田晴彦が作曲・演奏を担当した映画「未知への航海」
(すばる望遠鏡建設ドキュメンタリー/2002年・毎日映画コンクール受賞作)の
サントラ・テーマ曲「すばる」もご披露しました!
<演奏曲目>
*印はオリジナル曲
『赤とんぼ』
『里の秋』
*『Starlight Odessey〜星空への旅』
*『アルビレオ』
『炭坑節』
*『月光に漕ぎ出す』
『星めぐりの歌』
*『双子の星』
*『Auriga〜五角星』
『ふるさと』
*『すばる』
*『わが町』
終演後は、お客様のとびきりの笑顔と嬉しい感想のお言葉をたくさんいただきました。
私たちも感激です。
心より感謝いたします。ありがとうございました。
「アルビレオ」、「双子の星」、「すばる」・・・
星空と共にお届けするワールドフルートの世界、
これからもたくさんの場所で実現できたら嬉しいです。
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8/24(土)8/25(日)
<<ワールドフルート&キーボード夕涼みコンサート@西荻『Terra』『たまりばーる』>>
撮影:Yasuo Yamabuki
8/24(土)西荻ライブスポット『Terra』。
陰影のあるショットの数々。
(光と影の画家、ジョルジュ・ラトゥールの絵画を思い出すかも。)
今回のコンサートのフライヤーのデザインの色合いがお客様に大好評で、
「今度は水玉のシャツで登場されるの?楽しみです。」というお声までいただき、、、
このポップで涼しげな「水玉のべべ」、探しまくりました。
見つけるのにたいそう苦労しましたが、、ついに見つけた!そりゃもう、嬉しくて!!
(赤星談)
たくさんお写真撮っていただきました。
8/25(日)オーガニックカフェ『たまりばーる』
(お客様に撮影していただきました。)
猛暑さなかになってしまった『夕涼み?!コンサート』でしたが、
お集まりいただいた皆様と一緒にアットホームな楽しいひと時が過ごせました。
ありがとうございました。
<<7/1(日曜日)笛はパラダイス!!@リブロホールVOL.3>>
撮影:Yasuo Yamabuki
おかげさまで第3回目を迎えましたリブロホールコンサート。
(7月の一日、すでに真夏が来たようなこの日なのでピアニストはマリンブルー?!)
このホールの響きの心地良さを味わっております。
今回は、この「目つぶりショット」の数々が楽しいかも。バーウも、ティンウィスルも。
篠笛も。
そろそろ起きてください。笑
はい。
ケーナの兄弟のご紹介も!
「左のがでっけーな、右のがちっけーな」とか言ってます?(笑)
お客さまと一緒に、すっかりホームのような空間になってきたリブロホール。
おかげさまで9月には第4回目を開催いたします。
回を重ねながら、音の響かせ方、曲目、パフォーマンス、
楽しく進化をめざしていきます!
ぜひぜひお楽しみに!
http://fuefuki.net/2018/08/17/libro929/
<<4/15(日) 22(日)ワールドフルート&チェンバロ@『メサグランデ』/『西荻Terra』>>
ご来場のお客様に撮影していただきました。
ワールドフルートDUOライブ初企画の<リクエストコーナー>をやりました!
「炭坑節」「蘇州夜曲」「庭の千草」
の3曲の中からリクエストしたいものを一つ選んで投票してもらい、
一番票の多かった曲を演奏する、というコーナーでした。
一番人気は何だったと思います?
わたしたちの予想では、
やっぱり名曲「蘇州夜曲」かしら、と思っていたのですが、
何と「蘇州夜曲」とアイルランド民謡「庭の千草」が同点で並びました。
「庭の千草」
原題:The Last Rose of Summer
美しいメロディでアイルランドを代表する民謡ですね。
せっかくなので2曲演奏しました。
開票する時はみんなでドキドキワクワクして、楽しかったで〜す。
またそのうちやろうかなって。
<<3/25(日曜日)笛はパラダイス!!@リブロホールVOL.2>>
撮影:Yasuo Yamabuki
リブロホール、第2回目のコンサート。
リハーサルのレアなショットも!
お着替えして本番ステージ!
(ちょうど桜が咲いた頃でしたので、ピアニストはピンクを着てみた!)
このホールでの2回目コンサート、表情もリラックス度が上がってるような、、
今回からピアノソロコーナーが登場!
しかも野田晴彦のピアノのためのオリジナル曲です!
これはレアかも。
初回に続いて今回もステージにご登場いただいたオーナーの福島芳生さん。
俳優さんみたいな「華」があります。
ぜひ「実物」に会いにリブロホールへいらして!
あ、もちろん、私たちの「演奏」も聴きにいらして!笑
おかげさまで今回も満席のお客さまにお集まりいただきました。ありがとうございました!
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初めてのアルバム『笛はパラダイス!!』をリリースし、
この2月は3カ所での記念ライブを開催しました。
第一回目の2月4日は西荻窪「Terra」で。
第二回目は、
2月10日の土曜日の午後、
JR南武線「久地駅」近くのオーガニックカフェ
「たまりばーる」で行いました。
「たまりばーる」は店主・金山悦子さんの、
新鮮な素材と
まっとうな調味料を
吟味した料理のファンが多い素敵なお店です。
昨年4月に
初めて「たまりばーる」でコンサートを開催、
今回は2回目のライブです。
寒い日が続く中、
この日は3月なみの陽気に恵まれ、
満席のお客様に聞いていただくことができました。
写真は、お客さまとして聴きに来てくださったカメラマンの前川健彦さんが撮影してくださいました。
今回のセットリストです。
まずはサンポーニャのボサノバ『はすをむく』でライブスタート。
「はす」とは、蓮。レンコンのこと。
レンコンを包丁で剥くとき、管(くだ)がいい音をたてるのにワクワクします。
レンコンもサンポーニャも管(くだ)仲間(笑)。
春先のフキを茹でて指で皮を剥くときもショワ〜っといい音がします。
フキも管(くだ)仲間。
「たまりばーる」は素朴なつくりの小さなカフェですが、
とても音の響きがよく、生音でライブが出来ます。
アンティークな調度品、
どうにか数を間に合わせた不揃いな椅子、
そこらに置いてある何気ない品、
そして時折お店の外を通るJR南武線の音、
それらがかもし出す雰囲気が
午後3時のマチネコンサートを盛り立てます。
一度聴いたら忘れられない、と言われる雲南省の笛・バーウで『三日月ボート』。
この曲のタイトルは赤星ゆりが命名しました。
「こんな曲ができたよ!」と
野田がピアノで弾いて聴かせたら、即座に
「中国の仙人のおじいさんが三日月型の小さなボートに乗っての〜んびり夜空の湖で釣りをしてるイメージ!!」
というコメント。
その場で曲のタイトルが決まりした(笑)。
オリジナル曲のタイトルは、曲が出来てから考えることも、
タイトルが先にあって曲を作ることもあるのですが、
こんな具合に決まることもあるのです。
ちなみに、
曲のタイトルにしたいコトバ、
またはタイトルになりそうなコトバ、
普段から本や新聞などいろいろなところから集めてファイルしています。
私たちのライブのために作曲したオリジナルは現在120曲ほどになりました。
宮沢賢治の童話
「双子の星」に出てくる
チュンセ童子とポウセ童子が
一晩中水晶のお宮で向かい合って
銀の笛を吹いていたのは
どんなメロディだろう?と
イマジネーションを掻き立てられて
作曲した曲『双子の星』。
そして同じくソプラニーノリコーダーで
『桜侏儒(さくらのこびと)』
染織家・志村ふくみさんの
著書「一色一生」の中に、
「桜の花のきれいなピンク色を
糸に染めたくて、
花びらを煮出して染めたら
灰色がかったうす緑にしかならない。
花が咲く2か月も前の桜の枝を
煮出して染めたら、
それは鮮やかな桜のピンク色に染まった」
というお話が出てきます!!
桜の木には
花を咲かせる小さな妖精が棲んでいて、
2か月も前から
花の準備をしているのですね!
<侏儒>とは<ちいさなちいさなヒト>、のことです。
〜ライブのお客さまからいただいたメッセージより〜
自然や四季の移り変わりのなかに包まれていること、
宇宙の中の小さな星に生きていることに
立ち返るような温かい気持ちになります。
ありがとう。
鍵盤リコーダーandes25とケーナで『アルパカ鉄道』。
andesで汽車ポッポの音マネがいつもウケるユーモア曲。
ファーストアルバム『笛はパラダイス!!』
ご希望の方にはCDジャケットに私たちのサインをさせていただきました。
あ〜 もうちょっと字をじょうずに書かなくちゃ〜〜、と思いつつ、、笑
一週間後、
2月18日の日曜日は、
JR南武線の三つお隣「武蔵新城」の
お野菜カフェ『メサ・グランデ』でのライブです。
カメラマン山吹康男さんによるショット。
メサ・グランデは珪藻土の壁とコンクリートの床、
オープンキッチンと高い天井のつくりで、
音が自然に心地よく響きます。
みんなでシェアする大きなテーブルとベンチシートで、お客様との一体感がアットホーム。
お馴染みのバーウを吹く時のちょっとユニークな表情。
向かい合わせで演奏するシチュエーションはメサ・グランデならでは。
いつもは見られない珍らしいアングルからバーウのほっぺたのパワーが伝わってきます!笑
ファーストアルバム『笛はパラダイス!!』。
風のように、どこかせつない音色から、
ポンポンとリズミカルで愉快なサウンドまで、
「サンポーニャ」、
悠久の時間と大気の流れを表すような
「バーウ」、
素朴でかすれた不思議な音色の
「アイリッシュ・ウィスル」
・・・
こんな色んな個性の笛たちの魅力、
そして、
音のパレット「マイクロピアノキーボード」のカラフルな音色で、
楽しいアルバムが出来上がりました。
ある方は、デスクワークしながら、
ある方は、車を運転しながら、
ある方は、お料理しながら、
「何度も聞いてます!」という
嬉しい声が届いています。
これまでライブだけでお届けしてきた『笛はパラダイス!!』を、
思い思いのプライベートな空間で
皆様にお楽しみ、共感していただけることが本当に幸せです。
これからはライブでも、アルバムでも、
楽しい笛の楽園をお届けします!!
<アルバム情報>
http://fuefuki.net/sample-page/
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
〜ワールドフルート&チェンバロ〜
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『ラブタイム ラグタイム』
https://www.youtube.com/watch?v=bTu-j_umXsY
〜ワールドフルート&アンデス25〜
『聖者の行進』
『アルパカ鉄道』
ファンクラブのお問い合わせ
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素敵なホールとご縁ができて、
2017年12月、ホール主催でのワールドフルートDUOコンサートをいたしました。
今回初めての会場、
しかも音楽専用ホールでの音楽会ということもあって、
早々に満席のご予約をいただきました。
とてもありがたいことですが、
やむなくお断りをしてしまった皆さまには、
本当に申し訳なく思っています。ごめんなさい。
いつもライブを聴きに来てくれて素敵な写真を
撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんが、
今回もいいショットをたくさん撮って下さいましたのでご覧ください!
南米の葦笛サンポーニャの「薔薇のアーチ」で開幕。
完全アコースティック(ナマ音)でよく響くリブロホールです。
サンポーニャでもう1曲、
民謡「炭坑節」をスロウテンポのラグタイムアレンジでお届けしました。
「全然別の曲になってましたね!」と
アンケートに書いてくださったお客様も。
雲南省のバーウ(巴烏)でペチカ(山田耕筰)と、オリジナル「5000のランタン」。
篠笛で「柿の葉雀」。
焼酎に浸した米粒を食べて酔っ払ったスズメが柿の葉っぱの上で寝てしまう愉快な話。
篠笛をふきながらステージ上手に移動しての、ピアノとの掛け合いシーンのショットです。
ケーナでシャンソン「愛の讃歌」をレゲエリズムのアレンジで!
大正時代に来日して曲芸飛行を披露したという曲技飛行士アートスミスさんにあやかった
スリリングなジャズワルツ「スミス飛行機」。
リブロホール常設のピアノ「ブリュートナー」。
スタインウェイと並ぶハイグレードなグランドピアノならではの
豊かで迫力のあるサウンド!
南米アンデス地方では
サンポーニャの音色をVientos(スペイン語で風の意)と言い表します。
SET-1最後は、風の音色の笛で、昭和の名曲「風」(はしだのりひこ作曲)を。
中学生だった野田晴彦にメロディを作ることの面白さを教えてくれた曲の一つでした。
はしださん追悼の気持ちを込めてプログラムには記載しなかったこの曲をお届けしました。
休憩前にリブロホール代表・福島芳生さんをステージにお呼びして、
今回のコンサート開催の経緯などをお話しいただきました!
私たちが2017年の夏にホール下見に伺って、
演奏しながらのサウンドチェックをずっと聴いていた福島さん、
私たちの音楽と、そしてそれをお客様に届けるための念入りなチェックの様子を見て
とても気に入ってくれたとのこと。
ぜひホール主催のコンサートをお願いしたいと思った!と
嬉しいコメントをいただきました。
♪ ♪ ♪
SET-2は、
アイルランドのティンウィスル(Tin Whistle)で日本の唱歌「ふるさと」でスタート。
低音笛Irish Low Whistleで「ロンドンデリーの歌」
ロウウィスルで今度はオリジナル「星のゆりかご」。
オリオン大星雲に、生まれたばかりの星の赤ちゃんを育む
「星のゆりかご」と言われる場所があるという。
素敵なネーミングにインスパイアされて、
ゆったりしたハバネラのメロディができました。
まだ笛を始めてなかった1990年に
ハウス食品レンジグルメのテレビCMのために作った「Lovetime Ragtime 」。
放送時はヴァイオリンとピアノ、ベース、ドラムの編成で演奏されたこの曲を、
小さなソプラニーノ・リコーダーで。
アイルランド民謡「石の涙」。
スパニッシュ・ケルト人のミュージシャンの
カルロス・ヌネスさんがこの曲をソプラノリコーダーで、
それはそれは色っぽく素敵に演奏するのを聴いて衝撃を受けたのが、
野田が40歳すぎてゼロから笛を始めるきっかけでした!!
「リコーダーでこんな表現力が出せるのか!!」と目からウロコでした。
作曲家専業だった野田が「オレも笛吹きたい!」と感電したこの瞬間から21年後、
その同じ曲を、ソプラノリコーダーで、ここ、リブロホールで吹かせていただきました!
切ないメロディに演奏する私たちもちょっとそんな表情になってる?
この日のコンサートに登場した笛たち。
上から、ソプラニーノリコーダー、ソプラノリコーダー、ティンウィスル、
篠笛、ケーナ、バーウ、ロウウィスル、サンポーニャ。
上のボンボニエールにはサンポーニャ調律用の大豆が入っています。
右のボールは「ステージのお守り」。
妖しく激しいタンゴ「一角獣」、スロウバラード「無事」。
普段のライブで好評のサンポーニャのオリジナル曲2曲をじっくりと。
最後の曲は、3種の笛を持ち変える最新作「フエフキー行進曲」。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの最後に必ず演奏する
お約束曲の「ラデツキー行進曲」をご存知と思いますが、
お客さんに手拍子をもらってとってもリラックスしたあの雰囲気を
私たちコンサートの最後にお届けしたくて作曲しました。
タイトルも「ラデツキー」にあやかって「フエフキー」(笑)。
『フエフキー行進曲』にふさわしく、なんといっぺんに三種類の笛が登場!
まずはサンポーニャで元気よく!!
途中、2小節で大急ぎで笛を持ち替え!リコーダー!
さらに転調してバーウの飄々とした和風メロディが登場!
本日は初めてのリブロホールコンサートへありがとう!の感謝を込めて。
私たちDUOの初めてのCDアルバムがこの日リリースされました!お客様にご披露。
野田&赤星ファンクラブから送られた応援旗のご披露(笑)。
「晴」れた青空に「赤」い「星」!
いつも温かい応援を下さるファンクラブの方々の筆頭リーダー、
ファンクラブ会長.六反田和幸さんにもステージにご登場いただき、
激励のメッセージをいただきました。
アンコールは人気のオリジナル「おうむのねむり」。
バーウの子守唄の響きがこの日のコンサートの締めくくりに心地よい安らぎをくれました。
終演後、ホールホワイエでCDサイン会。ありがとうございました!
たくさんの方々にファーストアルバム『笛はパラダイス!!』をお手に取っていただき本当に嬉しかったです。
「笛はパラダイス!!」リブロホールコンサート、
次回は2018年3月25日(日曜)夕刻5時に決定しました。
「笛はパラダイス!!」、これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
All Photo by Yasuo Yamabuki
2017年は自主ライブも含めて、
カフェ、ライブハウス、民家園、アトリウムスペース、音楽ホールと場所も様々、
そして、キーボード、チェンバロ、鍵盤リコーダー、グランドピアノと、
色々なアンサンブルでワールドフルートの世界をお届けすることができました。
そこではいつも、心から音楽を愛して楽しまれるお客様の温かいエネルギーに触れ、
演奏者として元気百倍、パワーを頂いてきました。
2018年もワクワクしながら、
今までどこにもなかったような面白さと楽しさが溢れる「笛はパラダイス!!」の世界を
冒険していきたい!そう、もちろん皆さまとご一緒に!!
『笛はパラダイス!!』
ワールドフルートDUO
野田晴彦/赤星ゆり
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
〜ワールドフルート&チェンバロ〜
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『ラブタイム ラグタイム』
https://www.youtube.com/watch?v=bTu-j_umXsY
〜ワールドフルート&アンデス25〜
『聖者の行進』
『アルパカ鉄道』
ファンクラブのお問い合わせ
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よく晴れた冬空から降りそそぐ温かい陽の光がここち良い日、
ゲートシティ大崎のアトリウムスペースにて行われた
『ウェルフェアトレード・フォレスト』というイベントのステージコーナーに、
ワールドフルートと鍵盤リコーダー「アンデス25」のデュオで出演いたしました。
(写真はカメラマンの前川健彦さんに撮影していただきました。)
ウェルフェアトレード・フォレストは
都会と森と福祉の3つの縁をつなぐ場として、
森の風景の写真、温かな木工作品、丁寧な手仕事による雑貨やお菓子などのマルシェが賑わう素敵なイベントです。
アートワークも可愛らしいポップな森のイメージ。
ステージの後ろには、緑がこんもりと生い茂る樹木を、風船で模してあるところもユニーク!
都会の人に<森>を感じてもらう、という趣旨から、
森から生まれた「天然素材」の笛によるライブを!ということで、
リコーダー、ケーナ、サンポーニャ、篠笛など、
天然素材のワールドフルートのサウンドを次々とお楽しみいただくラインナップ。
まずプロローグは<リコーダー>のオリジナル『洞窟探検隊』から。
一曲目でご挨拶のあと、
本日のステージで登場する天然素材の笛たちを次々とご紹介!
リコーダーで〜す!黒檀で出来ています。で、これは、ケーナ。竹で出来てま〜す。
これは南米の葦で出来てま〜す、サンポーニャ!
こちらは鍵盤リコーダーの<アンデス25>。
これだけは残念ながらちっとも天然素材じゃなくて、
森から生まれたものじゃないんですが〜
独特の笛っぽいファンシーなサウンドで
すっかりワールドフルートの愉快な相棒、
しかも数多の鍵盤楽器の中でダントツのモバイル度!
これならヒョイと抱えて<森>にも遊びに行けるンデ〜ス!
<リコーダー>はね、この黒檀の他にも、ツゲ、カエデ、クルミ、梨・・・
いろいろな木で作られて、それぞれ音色の持ち味が少しずつ違う、という面白さがあります。
この黒檀はね〜、よく身が詰まっているのでピンと張ったクリアな音色が持ち味なんですよ〜
その黒檀の<ソプラノリコーダー>で『星に願いを』。
ご存知、日本の<篠笛>は篠竹(しの竹)で出来ています。
竹やぶの中で吹くと、竹たちと共鳴して独特の響きが!!
エッサホイサで愉快な『おさるのかごや』をR&B風のアレンジで!お囃子フレーズ付きでお祭り感アップ!
<ケーナ>で『アルパカ鉄道』。<アンデス25>の最後のシュ〜〜〜っという蒸気の音にご注目!!
<サンポーニャ>のパーカッシブなリズムのベースが楽しいオリジナル『お囃子サンバ』。
ところでこのステージの後ろの(巨大なマスカットとピオーネに見える!という説もありだった 笑)風船の樹、
ライブ中に割れるようなことは一度もなかったのでご安心を。笑
楽しいマルシェとライブの昼下がりでした。
今回、野田さんがステージで羽織っていたベスト、
この森のイベントのためにひとつひとつ手描きのペイントが施された手作りのものです。
他にも色々、カラフルなものがたくさんありました。
それぞれが、世界中でただひとつの一点モノ!!
都会と森と福祉が出会う『ウェルフェアトレード・フォレスト』。
私たちにとっても、今回、
あらためてワールドフルートの笛たちが生まれた森の
木々に思いを馳せる機会になりました。
ありがとうございました。
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
〜ワールドフルート&チェンバロ〜
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『ラブタイム ラグタイム』
https://www.youtube.com/watch?v=bTu-j_umXsY
〜ワールドフルート&アンデス25〜
『聖者の行進』
『アルパカ鉄道』
ファンクラブのお問い合わせ
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6月は初夏篇、7月に夏篇を行ってきて、
この11月の晩秋篇が2017年最後のワールドフルート&チェンバロ(WF&Cem)ライブ。
西荻のライブハウス「Terra」、
そして私たちの地元のカフェ「メサグランデ」にて。
写真はTerraでのライブの模様です。(Photo:Tasuo Yamabuki)
この日のセットリスト。
今回は、WF&Cem活動、結成から4年間のライブで好評をいただいたおなじみの曲を中心にお送りしました。
6月の「夏篇」で初披露した「やまばと」。
ワールドフルートで唯一の、「オカリナ」のためのオリジナルです。
我が家のベランダに来た山鳩の「クークーオッポポゥ〜」という鳴き声をオカリナでマネしてみたら、
「クークー」が「ラ」の音、オッポポゥ〜」が「ド」の音に近い感じ。
「ラーラードッドドー」と吹くと、
かなりそれっぽくなることを発見(笑)。
オカリナは持っているが指遣いを知らないので曲は吹けない野田。
オカリナは「ラーラードッドドー」だけをずっと吹いて、
チェンバロはリズムやハーモニーがどんどん変化していく曲を作ってみました。
ワールドフルートライブに初登場!!の「オカリナ」!
と期待させておきながら、
<ハトの鳴きマネだけ〜?!>とは言わんといてね、とMCでトーク(笑)。
さてさて、こちらはライブには毎回登場のソプラニーノリコーダー。
WF&Cemのライブシリーズの初回からずっと演奏してきた「子象の行進」です。
♪ ♪ ♪
SET-2ではお客様に人気の高い笛サンポーニャをフィーチュアしたプログラムをお届けしました。
「B C N O F Ne」というヘンなタイトルの曲。「ボクノフネ」と読みます。
昔、化学の時間に習った元素周期表のおぼえかた、
<水兵リーベ(H He Li Be)僕の船。。。>ってありましたね。
あの元素周期表の<無機的な感じ>を音楽で表現してみよう!というヘンな試み。
ミニマルミュージック(反復音楽)風のちょっと変わった曲です。
ちょっと風変わりな、でも何となく楽しい、そんな一曲もあったらいいな!と思って作りました。
アンケートでは「リズムが素敵、体がひとりでに動き出してしまうほど」と
好評をいただいて、光栄!うれしい限りです!
さてさて、こちらもヘンな曲ですが、
もはやライブですっかりお馴染みになった「赤坂見附乗り換え」。
<アルトリコーダーとチェンバロ>というバッハの時代から最もオーソドックスな組み合わせで、
オーソドックスからは程遠い(笑)11拍子プログレロック!
曲を聴きながら「アカサカ・ミツケ・ノリカエ」の11音を頭の中で数えてみると面白いですよ!とMCトーク 。
深呼吸をするようなスロウバラード『無事』は、
2016年の春に、サンポーニャのために作ったオリジナル曲。
哲学者の内山節さんの随筆「里の在り処」の中の一文から強いインスパイアを受け、
あらためて、『無事』という言葉の持つ<大切な意味>への思いと、
そして自分たちの願いを込めて作られた曲です。
ラストは情熱的なタンゴ!オリジナルの『一角獣』。
サンポーニャとチェンバロのための<ワン・アンド・オンリー>なレパートリーです!
今回、2ndセットでフィーチュアリングした南米の葦笛「サンポーニャ」。
これまで、ワールドフルートのためにたくさんのオリジナルを書いていますが、
このサンポーニャの為の曲が一番多いかもしれません。
その風のような音色、そして柔らかい音から強い音までのダイナミクスの幅。
ワールドフルートライブでもやはり人気ナンバーワンを誇る笛です。
今回初披露の新曲『灯台に泊まる夢を見た』。
夜の空を切り取るような不思議な光、
暗い海を夜通し静かに見守り佇むシルエット。
そんな灯台をちょっと幻想的に音で描いてみた世界を
葦笛サンポーニャがピッタリと表現してくれました。
またぜひ次のライブでもお届けしたいです。
ワールドフルート&チェンバロ、次回は2018年4月に!
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
〜ワールドフルート&チェンバロ〜
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『ラブタイム ラグタイム』
https://www.youtube.com/watch?v=bTu-j_umXsY
〜ワールドフルート&アンデス25〜
『聖者の行進』
『アルパカ鉄道』
ファンクラブのお問い合わせ
]]>
川崎市多摩区の生田緑地内の広大な敷地に日本各地から20余棟の古民家を移築した
「古民家の野外博物館」です。
今年は民家園創立50周年に合わせて、
ミューザ川崎(川崎市文化財団)との共催の「ポプリ♪サロン・コンサート」が開催され、
ご依頼をいただいて私たち<ワールドフルートDUO>で出演してまいりました。
コンサート会場となったのは豪壮な二階建ての旧原家。
明治時代に造られた築100年の歴史記念物です。
精緻な彫りを施した欄間など日本家屋ならではの繊細な設えに心和む古民家です。
この日は見事な秋晴れ、
強い陽射しで真夏を思わせるほどの気温の高さでしたが、
四方の戸が開け放たれた古民家の空間を
実に爽やかな風が吹き抜け、
昔の優れた日本家屋の心地良さを、
お客様も演奏者も共に体感しつつ過ごせた音のひととき、
とても貴重な時間でした。
聴こえてくるヒグラシやツクツクボウシの声、
時折軒先をかすめるトンボも日本情緒を盛り上げます。
そんな素敵なシチュエーションで25分のミニコンサートを2回開催しました。
プログラム曲目です。
会場に合わせて日本人なら誰でも知っている曲を中心にお届けしました。
お客さまは、2回のコンサートで総勢140名、
大人も子供も、そして海外のかたもいらしていただけたようです。
いつも素敵な写真を撮影してくださる写真家の山吹泰男さんが
今回もいいショットを撮ってくださいました。
以下の写真はコンサートの2回目の様子です。
ごらんのように、庭を背にして演奏したので、
ステージの正面のお部屋からは背景に緑の景色が見えます。
こちらはステージ右側のお座敷。
さらにステージの左側にもお座敷があって、
お客様には三方からご覧いただける作りでした。
「赤とんぼ」でコンサートスタート!古民家に日本の篠笛がよく似合います。
出演依頼をいただいた時から、1曲めは篠笛で!と決めてました!
南米の葦笛・サンポーニャで「小さい秋みつけた」。
そして5拍子アレンジのユニークな「もみじ」を。
可愛いキーボードmicroPIANOは、オルゴール、マリンバ、ハープなど多彩な音色で。
雲南省のバーウで「里の秋」。
どこで演奏しても「一度聴いたら忘れられない音色!」と言われるバーウ、
この日も初めて聴く方たちにフレッシュな驚きをもたらしました!!
ちょうど鳴き出したヒグラシと共演。競演?
アイルランドの伝統楽器・ティン・ウィッスルで「ふるさと」。
もう一度篠笛登場。
今度は沖縄のメロディをお届けしました。
microPIANOの木琴の音がほのぼの「安里屋ゆんた」。
日本民家園コンサートということで、日本のうたをお届けしてきましたが、
今度は、日本人である野田晴彦オリジナル曲「アルビレオ」をサンポーニャで。
アルビレオは星座の白鳥座のくちばしに当たる星で、
その美しさは「夜空の宝石」と呼ばれています。
最後は鍵盤リコーダーandes25登場!
フォルクローレの笛ケーナとのDuoオリジナル「アルパカ鉄道」。
この曲で今年7月の末、
フジテレビのコンサートイベント「めざクラ流・超絶技巧選手権」の
本選にエントリーして東京芸術劇場2000人の観客の前で演奏した
「自慢話」もさせていただきました。
(今ご覧いただいているこのリポート『ライブな日々』の8/2UP記事に
「めざクラ・本選」の模様を掲載しています。
初めての方は是非そちらも覗いてみてください。)
100年の時を刻みながら、
たくさんの人が憩い、くつろぎ過ごしたであろう旧原家邸宅、
その和やかでやさしい感触が、
そこ、ここから伝わってくる本当に素敵な場所でした。
100年経ってもこうして楽しく、
音のひとときを皆様とご一緒できるこの場所、
そして
お運びいただいたたくさんのお客さま、
主催者ミューザの金子さん、
民家園の小林園長さん、渋谷さん、
スタッフの皆さん、
音響・運営でご尽力いただいたミュージックキャストさん、
心から御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
最新アップロード
〜ワールドフルート&アンデス25〜
『聖者の行進』
『アルパカ鉄道』
〜ワールドフルート&チェンバロ〜
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『ラブタイム ラグタイム』
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暑さも小休止してややひとごこち、という7月終わりの木曜日、
東京芸術劇場コンサートホールにて行われた
『めざクラ流・超絶技巧選手権』本選に出場してまいりました。
フジテレビのコンサートイベント「めざましクラシックス」20周年を記念して行われた
『めざクラ流超絶技巧選手権』。
1次予選(ビデオ審査)、2次予選(生審査)を通過した10組が7/27の本選に出場。
本選は池袋の芸術劇場のコンサートホールで2000人の観客の前で演奏できる(!)ということに惹かれて、
「クラシック界の新しいパフォーマンスに出会うための超絶技巧コンテスト」という選手権でありながら、
冗談半分のダメ元で、昨年末、
リコーダーと鍵盤笛andes25で「聖者の行進」を録画してエントリーしてみたところ、
1次予選を通過との報告。
2次予選は都内のスタジオにて生審査。
「めざましクラシック」の進行役のヴァイオリニスト高島ちさ子さんとフジテレビ軽部アナウンサー他スタッフの前で演奏。
「聖者の行進」の他、私たちDUOライブでおなじみのケーナとandes25のオリジナル「アルパカ鉄道」も披露。
意外なことに2次予選も通過となり、
10組の「選手」たちとともにに本選まで進むことができました。
当日のプログラムです。
グランプリは口笛で有名なモンティ作曲「チャルダーシュ』を吹いた芸大生。
まさに超絶技巧!しかもニュアンスの艶やかさも絶品!
こんなに素敵な口笛初めて!GREAT。
超ユニークだったのが86歳の「リバースシンガー」のおばあちゃん。
聞いたことのないメロディをキーボードを弾きながら歌うのですが、
歌い終わってその場で録音を逆再生(リバース)すると「アメジンググレイス」になっている、というワザ!!
まさにアメイジングな芸で驚かせて「めざクラ特別賞」を受賞されました。
私たちの入賞はナシでしたが、
残響2秒の本格的コンサートホールで、
2000人のオーディエンスの前で、
<笛とandes25>なんて編成で演奏したヤツはオレ達だけちゃうか〜(笑)と、
とっても気持ちよかったです!!
じっさい、見上げるような天井の、広い広い空間に、
小さな笛とアンデスの音がどこまでも広がっていくのが肌で感じられ、
2000に近い会場のお客様が
全員笑顔で私たちの音に耳を澄まして下さっていて、
終わった瞬間には2000の拍手の温かいサウンドに包まれて、
本当に幸せな気持ちでした。
今回、会場にはたくさんの方々が私たちデュオの応援にいらして下さり、
温かい感想をたくさんいただきました。
そしてファンクラブメンバーの皆さんは3階席から立派な「応援旗」を広げて応援して下さいました。
生まれて初めて見た、自分たちの名の大きな応援旗に思わず感動!
皆様のお気持ちに心から感謝いたします。
ワールドフルート野田晴彦&赤星ゆりデュオ、
結成からこの7月でちょうど丸4年を迎え、
素敵な記念のステージになりました。
これからも、ますます多くの方々の耳に
楽しく、温かい音が届けられるように、
心に寄り添うような音楽を作っていけるように、
励みます。
オフィシャルサイト
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関東地方も梅雨入りの声が聞こえ始めた6月11日。
ワールドフルート&チェンバロライブの2017年初夏篇を、
私たちの地元、武蔵新城の八百屋カフェ「メサグランデ」で行いました。
今回は、午後3時スタートのマチネコンサート。
写真はカメラマンの山吹康男さんによるものです。(冒頭と巻末のショットはそれぞれ別のお客様によるものです)
メサグランデは、近くの農家の新鮮な地場野菜を扱う八百屋でもあります。
普段私たちもここで野菜を買っています。
この季節は新ジャガ、新タマネギ、青梅が旬。
四葉(スーヨー)という珍しい種類のシャクシャク感の際立ったキュウリも手に入ります!
この日のセットリスト。
今回は、新作オリジナルを含め、初めてご披露する曲が5曲、
バリエーション豊富なメニューをお届けしました。
SET-1最初は南米の笛ケーナでラテンの名曲
『TicoTico』。
ティコティコは
トウモロコシの大好きなチョコマカ動きの忙しい
南米の小鳥の名前だそうです。
このケーナ、山口県の風工房さんで作ってもらったばかり。
音色が明るくてよく鳴ってくれる素晴らしい楽器です!
『TocoTico』
に続き、SET-1は鳥をタイトルにしたオリジナルを4曲お届けしました。
<オリジナル鳥シリーズ>1曲目は
『ハシビロコウ』。
動物園の人気者のちょっと変わった鳥で、
その不思議なアヤシイ感じを大型ケーナのケナーチョで。
鳥シリーズ、続いてはおなじみの子守唄
『おうむのねむり』。
その音色は一度聴いたら忘れない、のどかで牧歌的な雲南省のバーウ(巴烏)。
お気楽昭和歌謡テイストのバーウの曲
『いいからいいから』
もお届けしました。
作者の「人生すべて<いいからいいから>と思って生きていけたらラクなのにな〜」というコメントとともにご披露していますが、
これがけっこう人気ナンバー。笑
『スヴニール』
は思い出という意味のフランス語。
同名タイトルのヴァイオリンのちょっと洒脱なクラシック小品に触発されて作曲した曲。
南米の葦笛サンポーニャ。
鳥シリーズ3曲目『霧のケツァール』。
ケツァールは南米の霧深い森に棲む<世界で一番美しい鳥>。
軽快なサンバのリズムに乗ったケーナのためのオリジナル。
本日の<鳥オリジナルシリーズ>おしまいの4曲目(トリ)は
今回初披露のとっておきの新曲!
『やまばと』。
うちのベランダからよく聞こえる山鳩の「クークーオッポポゥ〜」という鳴き声をモチーフに作ってみた曲です。
より<鳩>の声に近い笛、ということで、オカリナを使ってみることに!
曲を作った当初、
うちにたまたまあった幾つかのオカリナで試してみたところ、
もっと低い音が出る方が、より本物の鳴き声に近くなる、ということがわかり、
通販でアルト(写真右)のオカリナを探してゲット!
こうしてワールドフルートライブにとうとう<オカリナ>が登場!することに。
ハトのマネだけでなくそのうちメロディも吹けるようになるかな。
二人でハトのマネしながら退場。SET-1愉快に終了。
SET-2はクラシックの名曲をポップスにアレンジした曲を、ということで、
バッハの管弦楽組曲2番の
『ポロネーズ』
をレゲエ風のリズムで。
メロディもハーモニーもバッハが書いた楽譜のまま、リズムを変えただけで、
ラテンの曲みたいに聴こえるから愉快だし不思議です。
19世紀のフランスの作曲家による
『ジョスランの子守唄』
はティンウィスルでアイリッシュテイストでお届けしました。
いつも素敵なライブ写真を撮影してくださる写真家・山吹泰男さんに
リクエストをいただいたおかげで、
この名曲が思いがけず私たちDUOのレパートリーになりました!!
クラシック曲のポップスアレンジに続いて、
ポップス畑の私たちがクラシック音楽風スタイルで作ったオリジナルのワルツ
『ルビンの壺』
タイトルは、心理学者ルビンが提示した錯覚を表した有名な画像から。
だまし絵のようなルビンの壺のミステリアスな雰囲気を
サンポーニャによるデモーニッシュなワルツで表現した
今回初披露の曲です。
同じくサンポーニャで
『B C N O F Ne』
といヘンなタイトルの新曲も初演しました。
ミニマルミュージック(反復音楽)風のちょっと変わった音楽。
「ボクノフネ」と読みます。
昔、化学の時間に習った
元素周期表のおぼえかた、<水兵リーベ僕の船。。。>から。
元素周期表の無機的な感じを音楽で表現してみようというヘンな試み。
ヘンな曲のわりにアンケートでは
「リズムが素敵、体がひとりでに動き出してしまうほど」
と好評をいただきました。
<覚えにくいけど面白かった!>という感想も(笑)。
こればかりは
「言葉で表せない音の世界」かも。
そしてやっぱり
「言葉で表せないからこその音の世界」と言えるかも。
来月7/21金曜日には、
ワールドフルート&チェンバロ〜2017初夏篇@西荻『Terra』を開催します。
今回初披露の新曲はこの日も演奏する予定です。
ぜひ聴きにいらしてください!
<インフォメーション>
<YOU TUBE オフィシャルプロモーション動画>
ひまわり
赤坂見附乗り換え
「おうむのねむり」
「ラブタイム ラグタイム」
https://www.youtube.com/watch?v=bTu-j_umXsY
<ファンクラブのお問い合わせ>
]]>
この春のワールドフルートデュオは、野外、小さなカフェ、そしてライブハウスと、
いろいろな場所に出向いて演奏してまいりました。
それぞれの場所に合わせて、世界各国の笛とキーボード、チェンバロ、
そして鍵盤リコーダー「アンデス25」と、
楽器の組み合わせの持ち味を生かして楽しいライブが出来ました。
それぞれのミニリポートです。
<ワールドフルート&チェンバロ〜2017春篇>
ワールドフルート&チェンバロの春のライブは、今年も2カ所、
3月11日(土)には武蔵新城メサグランデで、
4月9日(日)は西荻Terraで行いました。
写真はTerraでのようすです。
1stセットでは特に今回、
春にちなんだオリジナル
『水ぬるむ』『いわばしる』『無事』
を三曲、続けてお送りし、
この季節ならではのプログラムになりました。
『水ぬるむ』
今回が初披露の新曲、春にちなんだオリジナルです。
厳しい寒さがゆるみ、小川の氷がぽたりぽたりと解けはじめる時期の
なんとも言えない歓びの感覚をサンポーニャとチェンバロのシンプルな小品にしてみました。
『いわばしる』
春の川の流れが岩の上をほとばしるようすを表す万葉の枕詞がそのままのタイトル。
アイリッシュ・ロウ・ウィスルで。
『無事』
寒さがやわらいで、すべての生命が鼓動を取り戻す春、
今年も無事に春を迎えられる喜びをサンポーニャで歌います。
2ndセットで演奏したサンポーニャのオリジナル『Someday』は、
前回のチェンバロデュオライブでお届けした時には
まだタイトルがついていませんでしたが、
Someday、いつか、素敵な夢が叶うように、
そして、今日お会いできた皆様とまたお会いできる未来を楽しみに!
そんな思いを込めて、今回タイトルを付けました。
自然な残響を活かして、まったくの生音でお聴かせする『メサ・グランデ』、
上質なPAならではの迫力でお聴きいただく『Terra』、
個性のちがうそれぞれのスペースで、同じプログラムをお届けしていますが、
この両方を聴きくらべて楽しんでくださるお客様も増えてきました。
<ワールドフルート&キーボードDUOライブ@『ディーピュアカフェ』『たまりばーる』>
「マイクロピアノ」は小さなスペースにピッタリのコンパクトさと、
本格的なサウンドの両方を備えたキーボード。
ワールドフルートとこのマイクロピアノによるライブを、
4月1日(土)は、銀座の『ディーピュアカフェ』、
4月16日(日)は、川崎市多摩区『たまりばーる』、
どちらも小さな二ヶ所のカフェで行いました。
<<4/1 ワールドフルート&キーボード@銀座『ディーピュアカフェ』>>
銀座『ディーピュアカフェ』はお洒落な中国茶カフェで、
天井が高く、音の響きがとても心地よいスペースでした。
この日のライブスタートは夕方5時のトワイライトタイム、
セカンドセットの頃には良い感じに日が暮れてくるので、
星や月にちなんだ曲も盛り込みながら、
プログラムにはないナンバーもたくさんお届けしました。
30名くらいの小さなスペースにいっぱいの方々にお越しいただき、
終演後は美味しいルーマニアワインの試飲会もありました。
ライブで良い心地、ワインで酔い心地の楽しい夜でした。
<<4/16 ワールドフルート&キーボード@『たまりばーる』>>
川崎市多摩区の『たまりばーる』は、
私たちの地元で、JR南武線「久地」駅近くのオーガニックカフェ。
新鮮な食材とまっとうな調味料を吟味した
店主・金山悦子さんの心づくしの食事が美味しいお気に入りのお店です。
20名でいっぱいの本当に小さなスペースで、我々も今回初めてのライブです。
写真はカメラマンの山吹康男さんが撮影して下さいました。
ここ『たまりばーる』と同じく南武線沿線『武蔵新城』駅近くの
お野菜カフェ<メサ・グランデ>で3年前から、
私たちデュオは季節ごとに<ワールドフルート&チェンバロ>を開催していますが、
そこにいつもいらして下さるお客様が、
今回の『たまりばーる』にたくさんのお友達を誘ってくださり、
初めての方々にもたくさんお越しいただきました。
この日のセットリストです。
中国雲南省の笛・バーウ(巴烏)。
一度聴いたら忘れられないという感想をよくいただく悠久の音色。
今回のSET-1では「春のバーウ祭り」と銘打って、
プログラムには記載していないバーウの曲もいろいろと聴いていただきました。
宮沢賢治の童話「双子の星」にヒントをもらって作った同名タイトルの曲。
童話の一節を少し朗読してから曲をお届けしました。
昭和歌謡の名曲「黄昏のビギン」をアイルランドの笛ロウ・ウィスルで。
アンコールはリコーダーとアンデス25で「聖者の行進」。
『たまりばーる』での初めてのライブ、
アットホームな空間とお客様の温かいご声援、
そして時折、お店の前の小さな踏切を電車が通り過ぎるサウンドも相まって、
のどかで和やかな午後のティータイムライブになりました。
<<番外編/円筒分水スプリングフェスタに飛び入り出演!!>>
4月のライブから遡って数日前、
まだまだ寒さが続き、桜の蕾も硬い3月最後の土曜日、
やはり私たちの地元、川崎市高津区内で行われた
『第13回 円筒分水スプリングフェスタ』の野外ステージに、
ワールドフルートと鍵盤リコーダー『アンデス25』で、
10分間だけ飛び入り出演をさせていただきました。
『円筒分水スプリングフェスタ』は毎年この時期に行われるお祭りで、
会場の円筒分水広場は、立派な大木の桜と、歴史の深い『円筒分水』が印象深い風景の場所です。
スプリングフェスタの当日はまだ咲いていなかった桜ですが、
その数日後、満開になりました。
ワールドフルートデュオ、
この春、3月、4月はたくさんの方々と音楽の時間をご一緒できました。
いつも応援くださっている皆様、
そして今回初めて出会った方々と
また素敵な時間をご一緒できますように、
ますます励んでいきたいと思います。
<次回のライブ予定>
ワールドフルート&チェンバロ
6月11日(日曜日) 武蔵新城『メサ・グランデ』
オフィシャルサイト
<オフィシャル版ライブ動画>
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
『おうむのねむり』
『Lovetime Ragtime』
ファンクラブのお問い合わせ
]]>春の気配を感じる日差しと、そしてまだ冷たい真冬の空気とが合わさり、
季節の動きを感じさせる2月の最後の土曜日の午後、
赤坂Bizタワー「ウィークエンドミュージックサロン」に出演いたしました。
2Fオープンスペースのアトリウムでのコンサートです。
見上げるようなガラス張りの広い窓の設え、
そして高い天井に向かって広がっていく音が気持ちよかったです。
国際色豊かな老若男女で賑わうアトリウムピアノエリア。
ベビーカーに子供を乗せた若いカップル。
しばし足を止めて聴き入る方達・・・・。
いつもライブを聴きに来てくれて素敵な写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんが、
今回もいいショットをたくさん撮って下さいました。
今回のライブリポート掲載の写真はすべて山吹さんの撮影によるものです。
野田、赤星の単独ショットも多くユニークなアングルの写真も!
今回、偶然FaceBookを見て会場に駆けつけ、
初めて私たちDUOを聴いたという女性が、
終演後感激の面持ちで話しかけてきてくださいました!
とても素敵なお言葉をいただいたのでぜひご紹介させていただきます。
「私、80歳になるんですが、
今日はこんなに濃密な時間を過ごさせてもらって
ありがとうございます!!」
「サンポーニャで演奏された『ひまわり』
ホントに素敵でした!」
「サミュエル・ウルマンの『青春』という詩に、
『歳を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いるのだ』
という一節がありますけど、
私、そういう風に生きたい!と思ってます!!」
ツヤツヤのほっぺを紅潮させて熱く語ってくださいました!
横浜ご在住ということで、来週のメサグランデライブに来てくださるとのこと(嬉)。
『青春』の詩そのまんまなおばあちゃまGREAT!
この日のコンサートタイトルは「愛の讃歌」。
この名曲をアンデスの笛ケーナで、レゲエふうのアレンジで。
野田&赤星DUOでしか聴けないオンリーワンの「愛の讃歌」をお届けしました。
最後の曲目の後、
今回のコンサートのプロデューサー児玉洋子さん(ウィステリアプロジェクト代表)と
3人でしばしトーク。
アンコールは
<ワールドフルート&チェンバロ>のライブでおなじみの
11拍子ロック「赤坂見附乗り換え」を
ワンコーラスだけお聴きいただきました。
今回のコンサートの場所柄(笑)、
やはりこの曲を披露してほしい!というリクエストが多く、
本来リコーダーとチェンバロの組み合わせで作曲した曲ですが、
ケーナとピアノのアンサンブルでお届けしました。
午後のひととき1時間ほどのステージ、
聴きにに来て下さったかた、
通りがかりで足を止めて聴いてくださったかた、
そして80歳の可憐ななおばあちゃま・・・・
皆様、ありがとうございました。
児玉さん、
シャ・ラ・ラ・カンパニーの田村さん、
内藤音楽事務所の藤井田さん、
そしてPA&会場スタッフの皆さん、お世話になりました。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
<<ライブのお知らせ>>
3/11(土)
午後6時〜(開場5:30)
ワールドフルート&チェンバロ〜2017春篇
@武蔵新城メサ・グランデ
インフォメーションはこちらです
<オフィシャル版ライブ動画>
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
It's NEW!
『おうむのねむり』
It's NEW!
『Lovetime Ragtime』
]]>
沼津・光長寺の付属の保育園と幼稚園で、
子供達のためのコンサートを頼まれて、ワールドフルート&ピアノのデュオで演奏してきました。
光長寺とのご縁は、4年ほど前、
お寺のご住職が私たちのライブを聴きにいらしたことがきっかけで、
お寺の恒例行事である<御会式(日蓮上人の法会)>のお練り行列で、
ピアニカやリコーダー、ギターなどで演奏できるような
新しいオリジナルの<お囃子>を作曲してほしい、という依頼を受け、
みんながおぼえやすく、楽しく一緒に演奏できるような現代のお囃子メロディが誕生しました。
それ以来、毎年10月12日の光長寺の「御会式」では、
ピアニカやリコーダーを持ち寄る地元の皆さんと一緒にこのお囃子メロディを演奏しています。
太鼓と鉦で打つのは本来のお囃子のリズム。
そこに私たちの新しいメロディがマッチして、
とても楽しいニューお囃子の演奏が繰り広げられます。
そのご縁で今回は、
光長寺付属の保育園と幼稚園の子供たちのために、
ワールドフルート、ピアノ、アンデスによるコンサートが行われました。
保育園、幼稚園、それぞれ30分ほどのステージでしたが、
リコーダー、バーウ、ケーナ、サンポーニャ、篠笛などが勢ぞろいし、
子供たちはそれぞれの笛の音色を楽しんでくれました。
笛の名前もすぐに覚え、元気な声で復唱してくれます。
「ハッピーバースデイトゥーユー」や「たき火」など、
子どもたちが知ってるメロディを演奏すると、
元気な声で嬉しそうに一緒に歌いだしてくれるシーンが幾度もありました。
ほんとうに楽しそうに歌う子供達の声と姿が嬉しくて、思わずじ〜んとします。
近くから見えるように、吹きながら客席に寄っていくと、
子供たちが食い入るように見つめます。
笛の生の音に接する機会は子供たちにとって楽しくそして珍しい、
何よりの貴重な体験でした、と、先生方も歓んでくださり、
私たちにとっても貴重で、嬉しい演奏会でした。
<12/24&25 ワールドフルート&チェンバロ Xmas Special>
ワールドフルート&チェンバロデュオ恒例のXmasライブ。
24日西荻Terra、25日武蔵新城メサ・グランデにて行いました。
写真はメサグランデでの山吹泰男さん撮影によるものです。
梶谷芳郎さんイラストのチラシと、ちょっと今回シュールな当日プログラムの表紙です。
セットリストは、
スタンダードなクリスマスナンバーから、
めずらしい中世のヨーロッパのキャロル、
ブルガリアのクリスマスソングなど。
そして冬ならではのオリジナル「雪虫」「雪渡り」。
バーウの「ペチカ」も好評です。
<1/2 高輪プリンスホテル貴賓館ニューイヤーコンサート>
ご依頼を頂いて出演してまいりました。
チェンバロでお正月!
ホテル主催のコンサート、しかも宿泊客限定のプライベート企画ということで、
演奏の様子や、終演後のお客様との交流の模様とかの写真がないのですが、
コンサート会場「金鶏」はとても響きが良くて、完全ナマ音での演奏!
写真はホテルのサイトからのものですが、
コンサート当日は会場のレイアウトがチャペルのように正面ステージに向かって椅子が並び
50人を超える方々に<ワールドフルート&チェンバロ>を初体験していただきました。
終演後、目を輝かせて話しかけてきてくれたお客さま多数!!
私たちの自主企画のライブのお誘いなどの交流を持ちました。
ぜひまたライブ会場でお目にかかれたら嬉しいですね!
温かい拍手と「いいお正月が迎えられました。」というお声も頂き、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
2017年、皆様にとっても良い年になりますように!
ワールドフルートDUOもこれからますます、
音楽を愛する皆様とともに楽しい音の時間がたくさん持てるように、
ステップアップしてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
<ライブ情報>
<オフィシャル版ライブ動画>
ひまわり
赤坂見附乗り換え
]]>
ご依頼をいただいて、
新横浜プリンスホテル41階、
地上140mのスカイチャペルでのミニコンサートに出演しました。
この日は54年振りの11月の関東の積雪。
朝から降っていた雪も夕方には上がり、
チャペルから望む夜景もファンタスティック。
ライブでご好評いただいている野田晴彦オリジナルや映画音楽のほか、クリスマス曲など。
このチャペルは自然の響きが心地よく、まったくの生の音色をお楽しみいただきました。
ホテル主催のコンサートで、
客席には初めて私たちDUOを聞かれる方が大勢いらっしゃって、
終演後、それぞれの笛の音色にご興味を持たれたお客様たちとのお話に花が咲きました。
新たに野田晴彦&赤星ゆりDUOのファンになっていただけたようで嬉しい限りです。
******
<11/27 マナコーヒー・コンサート>
東京、練馬の上石神井のコーヒー豆焙煎カフェ「マナコーヒー」の
開店12周年記念コンサート。
コーヒーの香りが漂い、明るくて、音の響きも自然な素敵な場所です。
店主の青木茂さんは趣味でジャズギターも弾かれます。
野田の高校の1年先輩で
兵庫県宝塚のお互いの実家も歩いて3分というご近所というご縁。
「12周年記念」にちなんで12曲のプログラムでお届けしました。
雲南省の笛バーウと、
左手でmicroPIANO、右手でandes25、
マルチキーボード?!の超絶技巧ポルカ
「上海コオロギ相撲」もご披露。
コオロギ相撲は、
中国のお金持ちの間で流行っているギャンブルゲームだそうです。
エンマコオロギを戦わせてそれにおカネを賭ける遊びで、
強いコオロギは数十万円で売り買いされるそうです(笑)。
最後は青木さんも参加してブルースセッションも!
ブルースは12小節単位でできている音楽なので、
12周年にかけてみました!
お店は15人で満杯というスペースに17人で記念撮影。
マナコーヒーのページは以下です。
コーヒー豆の多彩なバリエーションが嬉しいお店です。
お近くの方は是非GO!!
http://www.manacoffee.com/GalleryII.htm
<ライブ情報>
<オフィシャル版ライブ動画>
ひまわり
赤坂見附乗り換え
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我が家から5キロほど自転車を漕いで、
ときどき和みに足を運ぶ
宿河原(川崎多摩区)の植物園・川崎市緑化センター。
この大好きな場所では、毎年11月にお祭りのイベントが行われていて、
今年はその運営スタッフの方達とご縁ができ、
ミニライブ出演のご依頼をいただきました。
運営スタッフ「緑の道」による可愛い手作りポスターです。
森平理子さん、野地いづみさん、真塩恵さん
お疲れ様でした。
「緑の道」のブログ
http://midorinomiti0404.blog101.fc2.com
イベントサイト
http://www.iei-kouen.jp/kawasakishiryokuka/info/201611122
お昼をはさんで午前と午後の2回、
それぞれ20分ちょっとのミニミニライブをお届けしました。
見事な秋晴れの土曜日。
園内『芝生広場」にての野外ライブです。
リコーダー、サンポーニャ、ケーナ、篠笛、バーウと、
吹奏式鍵盤笛andes25のDUOで。
(撮影:YASUO YAMABUKI)
小春日和の中、柿の木の下で、
爽やかな秋の気をたっぷり浴びての演奏。
(撮影:YASUO YAMABUKI)
午後の部は日差しが暑いくらいでした。
いつも私たちのライブ(メサグランデもTerraもその他も)を
聴きに来てくださって、
素敵な写真をたくさん撮影してくださる
写真家の山吹泰男さんが今回も素敵なショットを撮って下さいました。
(撮影:YASUO YAMABUKI)
芝生広場には地元市民の方々によるたくさんの手作りの出店が賑わい、
竹細工や、木の実を使った小物、手作り楽器、布で作った雑貨やアクセサリー、
緑化センター名物の「植木」や「盆栽」、そして地元農家の朝採りのお野菜コーナー、
美味しい食べ物まで、バラエティ豊かでとても楽しいイベントでした。
楽しいおまつりのひととき、青空の下で、
ワールドフルートとアンデスの音もお届けできて何より!でした。
<ライブ情報>
<オフィシャル版ライブ動画>
ひまわり
赤坂見附乗り換え
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お天気に恵まれた最初の日曜日、
ゆったりしたプライベートな雰囲気のサロン「荒木町・ガイヤール」にて、
野田晴彦の「笛吹き20周年記念」
そして「野田晴彦&赤星ゆりDUOファンクラブ発足記念」を兼ねた
スペシャルライブを行いました。
今回は、ワールドフルートとグランドピアノのDUOで。
また、多彩な音色の出せるキーボード「microPIANO 」も織り交ぜて、
いつもに増して、バラエティに富んだプログラムでお届けいたしました。
お運びくださった皆様、ありがとうございました。
1996年に、スペインのミュージシャン、カルロス・ヌネスさんが
リコーダーでアイルランド民謡を見事なニュアンスで吹くのを聴いて
「シンプルな笛でこんな豊かな世界が作れるのか!!」と感激、
作曲家専業だった私・野田が、世界各国の笛の習得にゼロから取り組み始めて、
今年で20年。
<笛吹きコンポーザー>(つまりシンガーソングライターの「笛」版)として
自分の笛のために作曲したオリジナル曲も120曲ほどになりました。
笛吹き20周年記念ライブはこの20年の間に書いた曲を
過去の作品からつい最近のものまで、取り混ぜて
聴いていただきました。
今回のライブリポートはそんなオリジナル曲のことを、順不同で少し書いてみたいと思います。
写真はお客様が撮影してくださったのを使わせていただきます。
この日のセットリスト。曲名の右は作曲した年です。
ヌネスさんの演奏を聴いて、
「リコーダーでこんな瑞々しいバラードが吹けるとは!」と、
それまで持っていたリコーダーのイメージがガラリと変わった1996年。
自分でもリコーダーのための瑞々しい曲を作ってみたい!と、
97年に作曲した曲が「イタリアのざくろ」。
リコーダーのために作曲した『作品第1番』です。
ヌネスさんにでっかいきっかけをもらった笛吹き人生、
「リコーダーでスロウなバラードを艶っぽく吹く」というのがずっとの目標の一つですが、
そのために必要な、ヴィブラートやポルタメントといったテクニックの習得には長い時間を要し、
この曲、作曲してから19年めにようやく初披露できました!
また、2014年に作って以来ライブで好評の「双子の星」も合わせて演奏しました。
宮沢賢治の童話「双子の星」の
<チュンセ童子>と<ポウセ童子>が一晩じゅう銀の笛で吹くのは
どんなメロディーだろうか?と
イメージをふくらませて作曲した
リコーダーのためのスロウなバラードです。
一度聴いたら忘れられない音色の
雲南省・バーウのためのオリジナルも
現在15曲になりました。
ヘビーなリピーターのかたでも多分ご存じない曲「上海コオロギ相撲」(2010)も披露。
私たちDUOは2013年夏に結成しましたが、
この曲はそれ以前の5人編成バンド活動時代の愉快でおバカなポルカ。
コオロギ相撲とは、エンマコオロギを戦わせる中国のギャンブルだそうです。
今回はDUOでの演奏にトライ!
赤星ゆりが左手でmicroPIANO、
右手でandes25というマルチキーボディストぶり(!)を発揮。
andesでコオロギの鳴き声そっくりのマネができます(笑)。
写真はおなじみ「おうむのねむり」(2013)を演奏中。
篠笛でも、近作「瓦斯燈」(2015)と
バンド時代の「柿の葉雀」(2004)を
並べて聴いていただきました。
20年以上前の曲も!
私たちDUOのライブで定番レパートリーとして定着している「Lovetime Ragtime」は、
まだ笛に出会う前の1990年にハウス食品のテレビCMのために作曲したもの。
CMではヴァイオリンで演奏されたこの曲を自分が小さなリコーダーで吹ける日が来るとは(嬉)!
SET-2の最後はサンポーニャのための最新作。2016.8月にタンゴのスタイルで書いた「一角獣」をお送りしました。
チャプリンは「あなたの代表作は?」と聞かれると「Next One!」と答えたそうです。
私・野田もチャプリンにあやかってNext Oneをどんどん創っていきたいです。
リコーダーのイメージがガラリと変わる体験を
ヌネスさんからいただいたのがきっかけで
<笛吹きコンポーザー>の道を歩き出した私ですが、
「この笛ではこういう曲」といった<思い込み>(既成概念?)を捨てて、
「この笛でこんな世界はいかが?」みたいな<思いつき>を大事にして、
これからも他で聴けない音楽をお届けしていきたいと思っています。
これからもぜひ野田晴彦&赤星ゆりDUO、
たくさんのかたたちとつながれるよう
いい音楽を発信してまいります。
暖かい応援をお願い申し上げます。
ライブ終了後は、同じ会場で、
野田&赤星ファンクラブ主催の
「ファンクラブ発足記念ミニパーティ」を皆さんで楽しみました。
ライブを聴いてくださった方のうちほとんどの方が参加くださいました!
ありがとうございました。
(パーティの写真は個人情報を含んでいるのでここには掲載しません。後了承ください。)
六反田会長はじめファンクラブ立ち上げメンバーの皆さん!
たくさんお世話になりました。
ありがとうございました。
<ライブ情報>
<オフィシャル版ライブ動画>
ひまわり
赤坂見附乗り換え
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9/17に武蔵新城メサグランデ、
9/18に西荻Terraで開催の<ワールドフルート&チェンバロ〜2016年秋篇>。
連休中にかかわらず両日ともたくさんの皆様にお運びいただきありがとうございました。
いつも素敵なライブ写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんが、
18日Terraでのライブを撮影してくださいました。
山吹さんありがとうございました。
今回は、いつもとちょっと違ったアングルのショットもトライしてみたとのこと!
その写真を使わせていただいてライブリポートをお届けします。
(このリポートの写真はすべて山吹さんの撮影です ©Y.Yamabuki)
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム、今回の表紙はコレ。
<秋篇>セットリストです。
SET-1では、雲南省の笛・バーウ(巴烏)のためのオリジナル新曲を初披露しました。
どこで演奏してもその独特の音色が驚きを持って迎えられるバーウですが、
この笛のために作曲したオリジナル曲は14曲になりました。
タイトルは今までにないタイプの命名(笑)で「いいからいいから」。
人間いつも「いいからいいから」と思って生きていけたらどんなにいいだろうと思いませんか?
些細なことに苛立ち、自分の不甲斐なさに怒り、
思うようにならないからとキレたり・・・。
「いいからいいから」と思えたらいいのですが、
それがなかなか難しい(笑)。
自分の仕事部屋の壁に、大きく「いいからいいから」と
書いた紙を貼ってまで目指していますが、
実現にはほど遠い境地です。
これはひとつ曲にしてしまおう(笑)という趣旨で作りました。
バーウののどかな音色で「おきらく〜〜〜」
「ナンも考えてない〜〜」なメロディの
『いいからいいから』の初演、
17,18両日ともアンケートで多数好評をいただきました。
「うん!そんな感じする〜」と共感していただけたようで嬉しい限りです。
日本のワールドフルート・篠笛とチェンバロの相性の良さも、
私たちがWF&Cemライブでお届けしたいオンリーワンな世界の一つです。
今回は<秋篇>にふさわしく
八重山民謡「月ぬ美しゃ」とオリジナル「秋扇」。
SET-1最後の曲は今回のライブの一番の目玉。
サンポーニャとCemのためのオリジナルの新曲タンゴ「一角獣」を初披露しました。
タンゴは昔から大好きな音楽スタイルのひとつで、
演劇やCMの音楽用には何曲も作ってきましたが、
自分たちのライブのための演奏会用タンゴは初めて作曲しました。
WF&Cemおなじみの「ひまわり」のように
風のような切々とした音色はサンポーニャの魅力ですが、
いっぽう、力強くパーカッシブな音色が出せるのもサンポーニャの表現力の豊かさ!!
「一角獣」ではそんなパワフルで激しいサンポーニャの音色を活かしたメロディを作ってみました。
製作家の山下真一さんが発音機構の一部をリニューアル、
音量と響きがパワーアップしたCemも
またタンゴの表現にピタリとハマりました。
Cemの右手の速いフレーズがバンドネオンのように聴こえるシーンも(嬉)!!
(これは、「4フィート」と呼ばれる1オクターブ高い音を同時に鳴らせる
Cemのレジストレーションの効果です!)
いつでも新曲の初披露は、
うまくお客様に届くかいささか不安なものですが、
演奏し終わった時の客席の空気から、
「一角獣」が受け入れて頂けたことを確実に感じました。
アンケートにもたくさんの好評の感想を書いていただきありがとうございました!
SET-2はもうすっかりWF&Cemのおなじみレパートリーとして好評の、
というかちょっとニンマリしていただく変拍子駅名シリーズでスタート。
11拍子(アカサカ・ミツケ・ノリカエ)や14拍子(トリツ・ダイガク/トマラ・ナイカモ)
という普段あまり馴染みのない変わった拍子の曲ですが、
今回初めて聴いた、というお客様にも思いのほか自然に受け入れてもらえたようで嬉しいです。
山吹さんによる楽器と手元のズームアップショットです。
サンポーニャの風のような切々とした音色とCemの相性!
今回の<秋篇>では、好評のオリジナル「Souvenir」(「思い出」という意味のフランス語です)と、
初披露になるピアソラの名作「Oblivion(忘却)」をお届けしました。
最後はおなじみ「Lovetime Ragtime」「子象の行進」で賑やかに
お疲れさまでした。
いつも素敵な写真を撮ってくださるカメラマンの山吹さんとスリーショット。
ワールドフルート(世界各地の笛)で民族音楽を演奏するのでなく、
またチェンバロでバロック音楽を弾くのでなく、
それぞれの楽器の可能性を広げる音楽を今の時代の感覚でお届けしたい、
という私たちDUOの思いを、
聴いてくださる皆さまがしっかりキャッチしてくださっているのが、
アンケートの文面に溢れていて、嬉しい限りです。
みなさまありがとうございました。
次回の
<ワールドフルート&チェンバロDUO>ライブは
12月24日西荻窪「Terra」
12月25日武蔵新城「メサ・グランデ」
恒例の<クリスマススペシャル>です。
<ライブ情報>
<公式プロモーション動画>
『ひまわり』
『赤坂見附乗り換え』
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武蔵新城の地場野菜カフェ「メサグランデ」では、
いつも『ワールドフルート&チェンバロ(WF&Cem)』の生音ライブがおなじみですが、
今回は「夏休みスペシャル企画」として、
この小さなキーボード『micro PIANO』とのDUOによるコンサートを開催しました。
お客さまが撮影された写真をいただきましてライブリポートをお届けいたします。
今回はWF&Cemの通常のステージと90度移動して、
メサグランデのカウンター前にキーボードを設置。
お客さまには、ステージ両側から取り囲む形で聴いていただきました。
おなじみ梶谷芳郎さんによる当日プログラムの表紙イラスト。
コンサートの趣向に合わせて「月」です。
セットリストです。
今回は夕涼みコンサートということで、月や星にちなんだ曲を集めた曲目を用意しました。
WF&Cemとは趣の違ったレパートリーもたくさんお届けしました。
ピアノがない会場でのコンサートの依頼をいただいたときなどに活躍する『micro PIANO』。
ワールドフルートとmicroPIANOのDUOでコンサートを重ねてきて、
このアンサンブルならではの楽しいレパートリーがいつの間にか充実してきました!
チェンバロとのDUOでは演奏できない曲もあり、
ぜひいつものWF&Cemのリピーターのお客さまに聴いていただきたい!
と自主主催ライブを企画した、というワケです。
リコーダーとandes25のオリジナル「洞窟探検隊」で元気に明るくゆるーくSET-1スタート。
雲南省のバーウ(巴烏)による、ゆったりとしたワルツスタイルの新曲を初披露。
microPIANOならではのハープのようなファンタジー溢れるサウンドで。
タイトルは「三日月ボート」。
月明かりの中ボートを漕ぎだして夜釣り?月光浴?
モダン・タンゴの巨匠A.ピアソラ作曲の名曲「Oblivion」(忘却)を南米の葦笛サンポーニャで。
この曲の持つ少しデモーニッシュな曲想がサンポーニャとマッチして独特の空気感が出ました。
カウンターを背にしてキーボードと向かい合っての演奏は初めてでしたが、
演奏中の呼吸が私たちの間でよく計れて、
ちょっとした「間」の表現に効果を実感しました!
SET-2の最初に、珍しい中国笛の「簫」(しょう)で「月の沙漠」をひと節。
簫は、尺八の祖先にあたる笛だそうです。
写真では全貌が見えませんが、ちょうど竹のホーキの柄みたいな1メートルほどの長細いの笛です。
ライブで初めて披露しました。
民謡の「炭鉱節」をスロウテンポで、エリックサティふう(?)アレンジで。
ゆっくりのテンポでこの曲を演奏するとなかなかキレイなメロディだ!ということがわかります。
microPIANOはマリンバに似たサウンドで。
もう1曲、民謡を。八重山の「月ぬ美しゃ」(つくぃぬかいしゃ)を篠笛でゆったりと。
microPIANOは幻想的でクリスタルな音色で。
この曲も、チェンバロとのDUOでは出せない独特の空気感が出ました。
アンコールはまたリコーダーとandesでにぎやかに「聖者の行進」!
今回のライブプログラムではいつもに増して大活躍のandes25。
アンコール2曲目は、
野田サンポーニャの定番人気レパートリーの「ひまわり」。
「ひまわり」の演奏に必要な「半音」を出すため、
サンポーニャ調律用の「大豆」を小さなピルケースから取り出しているところ。
WF&Cemのリピーターのお客さまにはおなじみのシーンですね。
やっぱりこの曲をやらないと、野田&赤星DUOは終われない(笑)。
このmicro PIANOの音色に乗せての「ひまわり」もご好評いただきました。
たくさんのお運び、暖かいご声援ありがとうございました。
いつもに増してリラックスした雰囲気でお届けいたしました
<ワールド・フルート&キーボード>、
皆様と一緒に過ごした楽しい「夕涼みの音楽のひと時」でした。
次回はまたワールドフルート&チェンバロでのライブをお届けします。
製作家の山下真一さんがチェンバロの中身のメカの一部分をリニューアルして
パワーアップを図ってくれたことは前回リポートでお知らせしましたが、
豊かな音量と切れ味の増したサウンド、ぜひご期待ください。
<ワールドフルート&チェンバロ 2016秋篇>
9/17(土曜日)武蔵新城メサグランデ
9/18(日曜日)西荻Terra
<ワールドフルートDUO>ライブ情報
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(PHOTO byK.Doi)
両日ともたくさんの皆様にお運びいただきありがとうございました。
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム、今回の表紙はコレ。
いつも素敵なライブ写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんが
今回は28日メサグランデでのライブを撮影してくださいました。
今回のセットリスト。
夕闇の中をフワ〜っと優しい光を描いて飛んでいく。
SET-1『螢(ほうたる)』は昨年の夏ライブで初演したサンポーニャのオリジナルで、
この季節ならではの一曲。今回二度目のご披露です。
雲南省の笛バーウ(巴烏)によるおなじみのオリジナル『おうむのねむり』。
伊藤若冲の「鸚鵡図」の白いおうむ「オオバタン」からイメージした曲。
バーウは本来、雲南省の民族音楽を演奏する笛ですが、
その魅力的な音色を
マニアックな世界に閉じ込めておくのはあまりにモッタイナイ!!
誰もが知ってる日本の唱歌などバーウにマッチした曲や、
バーウに合わせて作曲したオリジナル曲を、
どんどん演奏してバーウの魅力を多くのひとに届けていきたいと思っています。
それはバーウだけでなく、
どの笛でも同じことがいえます。そしてチェンバロも。
(PHOTO by Y.Hiraishi)
従来は「民族笛といえば民族音楽」、
「チェンバロといえばバロック音楽』とイメージしますが、
「へえ〜!笛とチェンバロこんな音楽ができるのね!」という
フレッシュな驚きと発見をお届けしたい!
というのが私たちDUOのテーマです。
SET-1最後にお届けしたのは『無事』。
群馬県上野村に暮らす哲学者・内山節さんの本「里の在処」の
中の一節に書かれた
「今年も無事に春を迎えることができた喜び」に
インスパイアされて作曲しました。
3月の「春篇」ライブで初披露したこの曲、
好評をいただいたので今回の「初夏篇」ライブでも演奏しました。
アンケートに「とても休まる曲ですね」と感想をいただきました。
また、本当に不思議な「縁」で、
内山節さんの全集を刊行した出版社の担当編集者のかたがライブにいらっしゃって(!!)、
『無事』を聴いていただくことができました。
コミカルなラテン風味のオリジナル曲『ハシビロコウ』。
このライブ翌日の新聞朝刊の「歌壇・俳壇」面に、
こんな短歌が掲載されていました!なんというタイミング!
『嘴広鸛(はしびろ)の五時間静止し魚を捕る生きるは待つこと眼光炯々(けいけい)』
/長野県・棚橋久子
続いては、
レトロな味わいのオリジナル『瓦斯燈』。
「篠笛でこんな曲が聴けるとは!」と嬉しい感想をいただきました。
「ちょっと竹久夢二の『宵待草』のイメージですね」と言ってくれたかたも(嬉)!
間もなく結成3年を迎えるワールドフルート&チェンバロDUOですが、
ここで、これまでのライブのプログラムのバックナンバーの幾つかを順不同に並べてみました。
ご覧のように、右下の今回の表紙はぐっとシックな感じ!?
・・・・と思っていましたが、
作者の梶谷氏(関西出身)の付け文によると
「最近カダラを描くより顔を描くのに興味出てきて、
笛吹いとるカンジ出そうと思って描いてんけど、
オバマ大統領みたいな顔になってもた・・・・
まァオバマ来日記念っちゅうことでひとつごかんべん頂きたく」
とのこと(笑)。
アンコールは「聖者の行進」リコーダーとandes25で。
今回はチェンバロ製作者の山下真一さんが、
チェンバロの中身の一部分をリニューアル、
それによって「音量」と「響き」がパワーアップし、
特にラグタイムやブギウギ、そしてラテンなどリズミカルな音楽が
よりアグレッシブな切れ味を増しました。
このライブシリーズを何度も聴いてくれているお客様たちから、
「チェンバロの音が深く力強くなった!」
との感想を多数いただきました。
山下さんありがとうございました。
ワールドフルート&チェンバロDUO、次回の自主企画ライブは秋の予定です。
より音量と響きがパワーアップしたヤマシタチェンバロとワールドフルートの組み合わせで、
ますます楽しく面白くお聴かせできるのを楽しみに励んでまいります。
ワールドフルート&チェンバロDUO
野田晴彦 赤星ゆり
<ワールドフルートDUO>ライブ情報
http://blog.fuefuki.net
当コンサートの企画・運営を手がける『光と風のステージCUE』の
スタッフの皆さんのアイディアで、
みの〜れの<風のホール>をライブハウスのような設えにして、
テーブルでドリンクを楽しみながら聴けるスタイルがおシャレです。
この日のセットリストです。
南米の葦笛サンポーニャは
管が「ド・ミ・ソ・シ・・・」と1音おきに並んでいます、と構造の説明中。
九州民謡「炭坑節」をスロウテンポのラグタイム風アレンジで、
このサンポーニャで演奏しましたが、
よく知ってるこの曲がまた一味変わったイメージの音楽に聴こえて面白かった!
という感想をいただきました。
私たちはワールドフルートの<笛遊び>と呼んでいますが、
みんなが知ってる曲を「こんな笛で演奏したら」
そして「こんなアレンジにしてみたら」・・・
「へえ〜こんな感じになるのね〜!」という
フレッシュな驚きを伝えたいと思って演奏活動に臨んでいます。
そんな<笛遊び>のおもしろさと他で聴けないユニークさを
キャッチしていただけることが何よりも嬉しいです。
中国雲南省の民族笛バーウ(巴烏)で、
唱歌「おぼろ月夜」とオリジナル「5000のランタン」。
バーウはドレミファソラドレの8音しか出ない笛ですが、
その独特の音色はどこで演奏しても好評です。
リハーサルに立ち会ってくださったピアノ調律師の方も
「バーウの音色なんとも深いですね〜!」と感心していらっしゃいました。
ドレミファソラドレの8音以内で演奏できる曲は思いのほかたくさんあって、
例えば日本の唱歌「夕焼け小焼け」「もみじ」とか
童謡「ゆりかごのうた」「たなばたさま」など。
他にもいろいろあるので探してみてください。
「5000のランタン」もちょうど8音で作曲しました。
吹奏式鍵盤笛andes25とリコーダーで、
滝廉太郎「花」をセカンドセット開始の合図がわりに。
おもちゃっぽい脱力したサウンドに客席にほっこり笑顔の花が咲きました。
アイルランドの笛、アイリッシュ・ロウ・ウィスル(Irish Low Whistle)で
昭和歌謡の名曲「黄昏のビギン」を聴いていただきました。
ワールドフルート(世界各国の笛)でマニアックに民族音楽を演奏するのではなく、
みんながよく知ってる曲や、
それぞれの笛に合わせて作曲したオリジナル曲をレパートリーにして
ワールドフルートの魅力を多くの方にお届けしたい!というのが
私たちワールドフルートDUOの目指すところです。
専門家の「牙城」ではない、みんなの音楽です!
他にも、「コンドルは飛んでいく」で有名なペルーの笛ケーナで、
映画音楽の「ムーンリバー」をエスニック風味なアレンジで聴いていただいたり、
日本の篠笛でJAZZブルースをやってみたり・・・と
<笛遊び>をいくつか披露しました。
サンポーニャのオリジナルバラード「アルビレオ」。
星座の「白鳥座」のくちばしに当たる星で、
その美しさから「夜空の宝石」と言われるアルビレオをイメージして作った曲です。
アンケートでも好評をいただきました。
演奏してる時は気づかなかったけど、深い青の照明が素敵ですね。
コンサート最後は、日本のワールドフルート・篠笛でオリジナル曲「ほな」をお届けしました。
「ほな」は関西弁で「さよなら」「じゃあね」っていうニュアンスの言葉です。
関西出身の野田は、コンサートのラストによくこの曲を演奏します。
客席の皆さんに手拍子のリズムをいただいてお別れの曲を聴いていただきました。
ありがとう〜!おおきに〜!ほな!
終演後ロビーで、『光と風のステージCUE』のスタッフの皆さんと写真撮影。
リポートその1でも同じショットを掲載しましたが、こちらはカメラ目線です(笑)。
皆さま、お疲れさま!たくさんお世話になりました。ありがとうございました。
<ワールドフルートDUO>ライブ情報
http://blog.fuefuki.net
2002年にこの「みの〜れ」のこけら落とし公演として上演された<住民参加ミュージカル>は、
出演者がすべて地元住民、そして作・演出、美術、照明、音楽などの制作スタッフは在京のプロによるものでした。
その時の「作曲」と「音楽監督」を野田晴彦が務めたご縁で、
「みの〜れ」では、ワールドフルートのコンサートも何度か開催、
5人編成のバンドでも出演しました。
今回は「ワールドフルート&ピアノ」DUOでのステージです。
今回のコンサート・シリーズ『光と風のステージCUE』は
「みの〜れ」に集まった住民ボランティアの皆さんからなるプロジェクトチームによって企画・運営され、今回でVol.34になるとのこと。
皆さんで楽しみながら継続しておられるのが素晴らしいです。
では、同行した友人の撮影による写真と共に「ライブリポートその1」です。
常磐線・石岡駅に迎えに来てくれたスタッフの車で、約20分で「みの〜れ」到着。
ちょうど桜が見頃!
ホール前広場は広々。
自分たちのポスターは、ちょっと照れくさい(笑)。
サウンドチェック開始。
マイクの音量、マイクからの距離、リバーブのニュアンスなどを入念に。
会場の響きに耳が慣れるのにも少し時間がかかります。
外は黄昏時になって、昼間は汗ばむほどの陽気だったのが急に冷え込んできました。
こちらはホールの向かい側の美味しいレストラン「Quatre Saisons(キャトル・セゾン)」。
まもなくリニューアルオープンだそうです。
夕刻の空と桜の花とが、淡い色彩を引き立て合ってきれいです。
さて、いよいよ開場!
開演しました!
ここからはスタッフ以外撮影禁止なので、演奏風景は別に『リポートその2』として掲載します。
終演後ロビーで、『光と風のステージCUE』のスタッフの皆さんと写真撮影。
皆さま、お疲れさま!たくさんお世話になりました。ありがとうございました。
皆さまと楽しいコンサートを作り上げることができました。ぜひまた呼んでくださいね!
終演後、上記「こけら落とし公演ミュージカル」の時のメンバーが懇親会の席を設けてくださいました。
10年以上ぶりに会えたかたもいて楽しい時間があっという間に過ぎ、お開きは午前2時近く(笑)。
本当にありがたいことです。
音楽をやっていて良かった!と心から思えるひとときです!
翌日は、いささか二日酔い(苦笑)。でも、お天気に恵まれドライブ観光!
「風土記の丘」という公園でちょうど見頃の枝垂れ桜のお花見が素晴らしかったです。
このほか、お野菜の直売所で地場野菜を買ったり、
国内外の空の玄関として今や大いに活躍する茨城空港も見に連れて行っていただき、
とても楽しかったです。
目に映る桜、菜の花、新芽の緑、牧場のホルスタイン、広い空に筑波山など、
たくさんの情景が、コンサート後の最高のリフレッシュになりました。
茨城県には、海があり、山もあり、
平野の土地(宅地や農作地に適した場所)がふんだんにあり、
農作物にとっては北限でもあり南限でもあるゆえに、
いろいろな作物が収穫でき、酪農も盛んで、
一軒一軒のお家も広くて、本当に豊かな暮らしのできる土地なんだな〜と、あらためて納得。
しかも東京からほんの1時間!
またぜひ来たいです!
今、桜が咲くこの「風土記の丘」に広がる池には、
6月あたりから一面に「縄文のハス」で名高い『大賀ハス』が咲き誇るそうなので、
ぜひ見に来なければ!
両日ともたくさんの皆様にお運びいただきありがとうございました。
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム、今回の表紙はコレ。
作者によると「顔がしんねりむっつりだが太ももあたりに色気あり」だそうです(笑)。
メサグランデでのワンショット。
白い土壁と石の床のこの地場野菜カフェは響きが良く、完全ナマ音でのライブです。
Terraでのステージショット。ここから以下はTerraでの写真です。
今回のセットリスト。3曲の新曲、「無事」「瓦斯燈」「ハシビロコウ」を初披露しました。
『瓦斯燈』は篠笛のための新曲です。大正ロマンな雰囲気で。
ユニークな哲学者・内山節さんの本「里の在処」にインスパイアされて作曲した『無事』は
サンポーニャ。
ユニークな鳥の名のタイトル『ハシビロコウ』はケナーチョで。
3曲の新曲の紹介をインフォブログに掲載していますので、合わせてご覧ください。
http://blog.fuefuki.net/?eid=39
プログラム見開きにはこんなイラストが登場!
いつも素敵なライブ写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さん。
今回は「Terraでの撮影は3回目なので新しいアングルを探してみました」ということで、
ステージ上手(客席から見て右)真横からのショットが新鮮です。
アンコールはおなじみandes25とリコーダー!ニューアレンジの「聖者の行進」。
私たちのDUO、2013年7月に発信を開始して2年半になりました。
私たちの音楽の気持ちをキャッチして応援してくださる皆様のおかげで、
少しずつ活動が広がってきてありがたい限りです。
「笛遊び」・・・笛でこんな音楽が聴けるのね!というフレッシュな驚き・・
を少しでも多くの方にお届けできたら!と励んでまいります。
今年も温かい応援をいただけますようお願い申し上げます。
ワールドフルート&チェンバロDUO
野田晴彦 赤星ゆり
早期お知らせ:次回ワールドフルート&チェンバロライブは5月28日、29日の2Daysで行います。
<ワールドフルートDUO>ライブ情報
こちらです http://blog.fuefuki.net
]]>昨秋の元住吉・感泣亭ライブで初めて私たちの音楽を聴いて
気に入ってくださった「パートナーシップかわさき」のかたから出演依頼をいただきました。
ふだんライブハウスやコンサート会場まで足を運べない子育てママとお子さんを主対象に
街のあちらこちらの小さな会場から地域のかたがたに音楽をお届けする、という素敵な企画、
その第7回目を『ワールドフルート&キーボード』DUOが務めさせていただきました。
当日の写真が送られてきましたので、簡単なコンサートリポートをUPします。
2月10日の水曜日、午前11時15分より正午まで45分間のコンサート。
会場は新城こども文化センター(川崎市中原区下新城)
とても良いお天気で、お昼前の明るいお日様の光がそそいでいました。
ピアノのない会場ですので、
多彩な音を持つキーボード(KORG microPIANO)を持ち込んでの「ワールドフルート&キーボード」、
そして鍵盤笛アンデス25も登場です。
この日は子供から大人まで合わせて100名を超えるお客様にいらしていただきました。
プログラムは、唱歌、映画音楽、野田晴彦オリジナルナンバーからJ-ポップまで!
*きらきら星ボサノバ/リコーダー
*春の小川(岡野貞一)/サンポーニャ
*ふるさと(岡野貞一)/アイリッシュ・ティン・ウィスル
*ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)/アイリッシュ・ロー・ウィスル
*ムーンリバー(H.マンシーニ)/ケナーチョ
*ひまわり(H.マンシーニ)/サンポーニャ
*5000のランタン(野田晴彦)/バーウ
*世界に一つだけの花(槇原敬之)/サンポーニャ
*ほな(野田晴彦)/篠笛
笛のラインナップも、
リコーダーから、中国のバーウ、南米の笛でサンポーニャとケナーチョ、日本の篠笛まで、
バラエティ豊かでした。
そうそう!アイルランドの笛もこの2種類が揃いました!
客席では、ママに抱っこされたまだ本当に小さな赤ちゃんが身体をゆすって喜んでくれたり、
歩けるようになったばかりの頃の坊やも、音に合わせてリズムをとって楽しんでくれたり。
後日、ある親御さんからは、
「ふだん暴れん坊だと思っていたうちの子がびっくりするほどおとなしく聴き入っていました」との声も。
アンコールは「聖者の行進」
この日、ご近所からいらして下さったあるお母さんから終演後に嬉しいご感想をいただきました。
「たった二人で演奏しているとは思えないくらい
色んな音色が聴こえて色んな世界が広がってびっくり!
とっても楽しかったです!」
ありがとうございます!
まさに『ワールドフルートの笛遊び』、キーボードの『鍵盤遊び』をお楽しみいただけて、幸せです!
3月5日は武蔵新城・お野菜カフェ『メサ・グランデ』、6日は西荻窪・ライブスポット『Terra』で、
<ワールドフルート&チェンバロDUO>でのライブをやります!
http://blog.fuefuki.net
ますます音作りに励みます!お楽しみに!
ワールドフルートDUO
野田晴彦&赤星ゆり
2013年7月に西荻Terraでスタートしたワールドフルート&チェンバロ。
皆様の温かい応援のおかげで、3回目のクリスマススペシャルを開催することができました。
平日の夜にもかかわらずたくさんの皆様にお運びいただきありがとうございました。
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム表紙です。(上はフライヤーのイラストです)
今回のセットリスト。
このライブリポートでは
いつも演奏中のショットを中心に掲載していますが、
今回は趣向を変えて楽器の面白トピックを幾つかご紹介してみたいと思います。
SET-1の2曲めに
クリスマスナンバーの「Winter Wonderland」を
サンポーニャとチェンバロで疾走感溢れるアップテンポでお届けしました。
野田が使っているサンポーニャは下から順に
「ソラシドレミファ#・ソラシドレミファ#・ソラシドレミファ#・ソラ」、
つまりG(ト長調)の音階の管が並んでいます。
「Winter Wonderland」もG(ト長調)で始まるのですが、
途中でB(ロ長調)に転調してソ♯やレ♯が出てくるシーンがあります。
サンポーニャによくマッチする曲なので是非やりたいけど
ソ#レ#は出せないしコマッタなあ。
・・・悩んだ結果考えたのが、
B調になるその4小節のメロディを吹くのに必要な5つの音の管を作って並べて
ミニミニサンポーニャを作ってしまおう、という案。
前に使っていたサンポーニャの管(南米の葦)をちょっと削ったりして調律、
写真右から順にファ#ソ#シレ#ミの管を並べると転調する4小節が吹ける、というわけです。
なんと素敵なローテクぶりでショ?(笑)
ペンダントみたいに首からかけておいて、
B調シーンになったらこのミニミニサンポーニャにやおら持ち替えるという作戦!
クリスマスカラーのリボンで巻いてみました!
たった4小節のためにこの工夫!
5音を並べたミニミニサンポーニャ
今回は普段のライブではまず吹かない珍しい「テナーリコーダー」を使って、
ジャズシンガーのメル・トーメ作曲の
「The Chiristmas Song」を聴いていただきました。
テナーリコーダーはちょうど人の声に近い音域。
渋い音色とともにジャズバラードにマッチするかも・・・。
テナーリコーダーは、木製(カエデ)とプラスチック製の
2種類(どちらもヤマハの楽器)を持っているんですが、
木製は音色はいいけどピッチ(音程)にちょっと難アリ、
プラスチックはピッチはいいけど吹き口に水滴が詰まりやすいという欠点アリ。。
そこで、試しに、吹き口側を木製、指穴側をプラスチック、にしてつないでみたら・・・・。
水滴詰まらないし、音色はいいし、ピッチもいい!という思いがけぬ結果が!!
ちょっと見た目が「?」ではありマスが(笑)、
まさにいいとこ取りの「ハイブリッドテナー」。
今年はワールドフルートDUO、
いろいろなところで演奏させていただく機会が少しずつ広がってきた嬉しい1年でした。
新しい出会いもたくさんありました。
とても嬉しいしありがたいことです。
来年もさらに活動が広がって
少しでも多くの方に「笛遊び」の面白さをお届けできたたら!
と思っています。
ぜひ来年も温かい応援をいただけますようお願い申し上げます。
皆様よいお年をお迎えください。
3Daysライブのフライヤー。
アイルランド伝統スタイルでアイリッシュ音楽の数々を
アイリッシュ・ウィスルとブズーキのDUOで聴かせてくれた「すらいごめいと」のおふたり。
左・大沼”のすけ”真さん、右・武田良平さん。
いったいどれくらいの楽曲がおふたりの頭に入ってるんでしょうか!というくらいのレパートリの数々!
ユニット名の「すらいごめいと」はアイルランドのダンス曲のタイトルにちなむそうです。
南米アンデス地方のフォルクローレ音楽のスペシャリスト、
ケーナ&サンポーニャの菅沼ユタカさんとギターの摂子さん。ご夫妻DUOです。
写真でもわかると思いますが、半音も出せる3段クロマティックサンポーニャを自在に操るユタカさん。
この日はタンゴの名曲「エル・チョクロ」も聴かせてくれました!
摂子さんは歌もステキで、フォルクローレの佳曲「アルフォンシーナと海」を歌ってくれました。
「ナンデモアリ」の私たちDUO、
アイリッシュとフォルクローレのスペシャリストたちに対抗(笑)するには、
今回はオリジナル曲をメインにお届けしようと。。。
最後は全員でフォルクローレ「花祭り」
全員でおつかれさまショット。
超レアショット(笑)!
アフター飲み会で、酔っぱらって「巴烏夜曲」を「選手交替の巻」。
『民族笛の世界旅行』は楽しい出会いと発見に満ちた夜でした。
企画してくださった菅沼ユタカさん、万象房主・城川隆生さん、ありがとうございました!!
〜大泉図書館開館35周年記念 サロンコンサートVol.2〜
昨秋の私たちのライブを聴いてファンになって下さった大泉図書館長からのご依頼で、
今年6月に図書館コンサートに出演しましたが、ご好評をいただいて第二弾が開催されました!
ポスター、フライヤーは、前回同様、
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストをフィーチュアして館長さんによるレイアウトデザイン。
今回のセットリストです。
会場は図書館の「視聴覚室」にて。
庭園に面した明るい部屋。
響きのいい会場なので完全ナマ音でコンサートができます。
前回6月にもお客さまに新鮮なおどろきと感銘をもたらした雲南省の笛・バーウ(巴烏)。
秋のコンサートにあわせて『里の秋』を。
そしてもう1曲オリジナルの『おうむのねむり』を図書館長のリクエストにお応えして(嬉)。
「南米の葦笛サンポーニャは半音を出すには、管に大豆を入れて調律します。
なんともローテクなところがまた魅力的です。
曲が終わって大豆を入れたまま次の曲を吹いたら次の曲は半音の必要ない曲だったりして
大失敗&おおあわてしたことは一度や二度じゃありません〜(笑)」などとトークしているところ。
SET-1の最後はアンデスの縦笛ケーナでアップテンポのラテン曲『Tico Tico』。
ティコティコとは南米の小鳥の名前。
日本のスズメに似た姿でトウモロコシが大好きなとってもチョコマカした小鳥だそうです。
SET-2の『炭坑節』をスタートする前にちょっと番外編!
前回のリクエストにお応えして『スーパーマリオのテーマ』をチェンバロで!
ライブのアンケートで、年齢の若いお客さんから
「チェンバロの音色は電子音みたい!」という感想をいただくことがあります。
チェンバロは、弦を、鍵盤に連動した「ツメ」ではじく構造で音量の強弱がないので、
初期のゲーム音楽の電子音と似ている、というのは
とても「鋭い」感覚ですね!・・・などとトークしているところ。
500年前の楽器が電子音に通じる面白さ!!
SET-2の終わりは、図書館コンサートなので、本にちなんだオリジナル曲をお届けしました。
『虫の詩人』とは、昆虫記で知られるファーブルのこと。
ファーブルが著作の中で書いている
<子どものときに自然を感じた者は大人になって科学者になるか詩人になるしかない>
というすてきなことばがあります。
昆虫大好き小僧だった野田は音楽家になりました。
最後の曲は『蜘蛛の巣JIG』。
アガサ・クリスティの推理小説を舞台演劇にした「蜘蛛の巣」(浅丘ルリ子主演)の
テーマ曲として作曲した曲。
JIG(ジグ)はアイリッシュ・ダンス曲のジャンル名。
この図書館の閉館の音楽が映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマ曲、ということで、
アンコールに演奏しました。
いろんな楽器の演奏家がこの曲をとりあげていますが、
サンポーニャとチェンバロのDUOで演奏するのはたぶんココだけ・私たちDUOだけ!だと思います。
チェンバロソロからスタート。
<ワールドフルート&チェンバロ>として、2回目の大泉図書館コンサート。
アンケートにも、好評&喜びの感想がたくさん寄せられ、
楽しんでいただけたようでとてもハッピーです。
ワールドフルート(民族笛)を使って民族音楽を演奏するのではなく、
オリジナル曲を作ったり、
みんなが知ってる曲をおもしろいアレンジでお聴かせしたり、
この笛でこんな音楽が聴けるのね!というフレッシュなおどろきを伝えたい・・・
という「笛遊び」のおもしろさと他で聴けないユニークさをしっかりキャッチしていただけてうれしいかぎりです。
館長さんからはこんな嬉しいメールをいただきました。
「私自身も、途中から仕事であることを忘れて(笑)
お二人の奏でる音楽を堪能させていただきました。
これからも、『ワールドフルート&チェンバロ』が、
多くの皆さんに愛されることを願ってやみません。
今後も機会を捉えて、ご出演を依頼させていただきたいと思っております」
会場のお客さま、
柿島館長&図書館スタッフのみなさま、
チェンバロの山下さん、
ありがとうございました。
近所の幼稚園の「オータムコンサート」の出演依頼をいただいて演奏してきました。
幼稚園の先生から当日の写真が届きました。
園児の部20分、おとなの部(保護者&地域の方)1時間という構成。
(ここでは、写真撮影が行なわれた<おとなの部>のリポートをお届けします)
この日のチケットこんなに可愛い!下は園児の部のチケット!!
木肌の床がとてもここちよい会場!
去年出演した姉妹園の太陽第二幼稚園もそうでしたが、
太陽幼稚園は、廊下や階段、教室のそこここに木のぬくもりが感じられる設え!
南米の葦笛サンポーニャでオリジナル曲「はすをむく」。
はす(レンコン)を包丁でむくとき、しょわ〜って音がするけど、
サンポーニャの風みたいな音と似てるよ!っていう曲。
中国雲南省の珍しい笛バーウ。巴烏と書きます。
なんとものどかで牧歌的な音色を初めて聴いたひとはかならず
「へ〜っ!いい音!」とびっくりする笛。
この写真のアングルではわかりにくいけど(笑)、
赤っぽい楓(カエデ)の材でできています。
リコーダーでボサノバ風味の「きらきら星」。
アンケートに「知っている曲がアレンジと吹き方で別の曲のようなイメージ!」
というメッセージをいただきました。
私たちが「先生役」をしているインターネット番組ベネッセ教育情報サイト
<リコーダーを上手に吹きたい>でこの「きらきら星ボサノバ」が聴けるので覗いてみてください。
http://benesse.jp/movie/recorder.jsp
アンケートにたくさんのかたが温かいメッセージを書いて下さいました
*シンプルな笛でこんなに色んな表情の音楽を作り出せることに感激しました
*今まで持っていた笛のイメージが変わりました
*笛でこんな素晴らしい音楽がきけるとは思いませんでした
*(民族笛は)空気が異国に変わってしまうような気がするので、
「どこでもドア」ならぬ「空気のどこでも筒」だなあと感じました
*素敵な曲と音色に感動して涙腺がゆるみがちになっているところで曲が終わり、
お話が始まると気さくな「関西のおっちゃん」で・・・ギャップもまた素敵でした
ワールドフルート(世界各国の笛)で民族音楽を演奏するのでなく、
その笛の魅力を活かして作曲したオリジナル曲を演奏したり、
みんながよく知ってる曲をおもしろいアレンジでお届けしたり、
こんな笛でこんな音楽が聴けるのね!というフレッシュなおどろきを伝えたい・・・
という私たちの<笛遊び>のおもしろさと他にないユニークさを
聴いて下さったかたがたにしっかりキャッチしてもらえたことが、
アンケートの文面にあふれていて、嬉しいかぎりです!
みなさまありがとうございました。
北海道岩内郡共和町の西村計雄記念美術館は今年16周年。
その記念のコンサートにワールドフルート&ピアノで出演いたしました。
この町の出身の西村計雄(けいゆう)さんは1950年代にパリに渡って研鑽を積んだ洋画家ですが、
西洋の模倣を越え、その独自の色彩と線と形でオリジナリティに溢れた画風を作り上げてパリ現地でも旋風を呼び、成功をおさめた人です。
10月31日はちょうどハロウィン!
お子さんのお客さまは、黒ネコ、魔女やコウモリ、思い思いのユニークな扮装でお越し下さいました。
美術館スタッフやボランティアの方々も本物そっくりのドラキュラや魔女、カボチャの妖精で活躍して下さいました。
館長さんはさすがに「館長さんの扮装」です。
まずオープニングは「アンデス25」とリコーダー!
さまざまな笛オンパレードの「ワールドフルート・デュオ」ですが、
そのマクラ的サウンドとして毎回活躍。
本州よりも一足早く冬がやってきた北の大地での巴烏は「ペチカ」。
そして「5000のランタン」。
リコーダーでは子供たちがとても喜んでくれたボサノバアレンジの「きらきら星」、
ベートーヴェン「歓喜の歌」スロウルンバ、
我々デュオならではのサンバ風「そうらん節」とユニークな「炭坑節」もご好評いただきました。
世界各国の民族笛で民族音楽を吹くのでなく、「へえ〜、こんな笛でこんな音楽が聴けるのね!」
というフレッシュなおどろきをお届けする「笛遊び」、ここ共和町でも楽しんでいただけたようで
ハッピーです。
ヘンリー・マンシーニ「ひまわり」、
オリジナルの「スミス飛行機」、
アイルランドの笛は「ロンドンデリーの歌」、
最後は手拍子でにぎやかに、篠笛の「ほな」。
アンコールはティンウィスルで「ふるさと」を演奏しました。
ちょうど私たちの近くの壁には、計雄さんの描かれた「ふるさと」という絵が展示されていてピッタリの選曲でした。
終演後は、皆さんハロウィンの格好で美味しいチーズやお菓子のパーティです。
余興では我々もすっかりリラックス、楽しく演奏させていただきました。
ヴァイオリン、ギター、リコーダー、アンデス25。
世にも不思議なカルテットで、カノンや野田オリジナルなど。
計雄記念美術館に紹介してくださった建築家の大川さん、ご一緒下さった建築家・南條さん。
おふたりとも、くろうとはだしのギター、そしてバイオリンの名手です!
大川さん、南條さん、楽しいひとときをありがとうございました。
北の大地、北海道で初のワールドフルート&ピアノDUO、
温かく迎えて下さる皆様のおかげでとても思い出に残るコンサートになりました。
館長の福井さん、宮崎さん、磯崎さん、ボランティアスタッフの皆さん、
温かい拍手をくださったお客様、PAの風上さん、ありがとうございました。
コンサートの日は曇り空で気温も低めでしたが、
翌日は晴天で温かく、北海道ならではの空の広がり、木々のたたずまい、
スケール豊かな山並み、、、素晴らしい景色をパノラマで堪能できました。
そして食べ物のすべてが美味しかったこと!!
北の大地の豊かな自然、そして住んでいる人たちの日々の営みに心から感謝です!
両日ともたくさんの皆様にお運びいただきありがとうございました。
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム表紙です。
今回のセットリスト。
ラテンの名曲『TicoTico』をケーナで、
14拍子の新曲『都立大学とまらないかも』、
スコット・ジョプリンのラグタイム、
新曲『虫の詩人』、
そして『炭坑節』を幻想的にスロウテンポのさんぽーにゃで(!!)、
など、
自主主催ライブならではの意欲的曲目をお届けしました。
いつもすてきなライブ写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんがTerraに聴きに来て下さって、またまたいいショットをたくさん撮って下さいました。
オープナーは「ワールドフルート&チェンバロ」(以下WF&Cem)のライブでおなじみ「小さな喫茶店」。
山下真一さん作の赤いチェンバロに合わせて、帽子やシャツも赤!
雲南省の悠久の音色バーウ(巴烏)で、
しっとりと日本のなつかしいうた「里の秋」とオリジナル「おうむのねむり」。
子供のころ近所の鳥獣店(むかしはまだペットショップという言葉はなかった)にいるオオバタンという真っ白いおうむは
いつ見ても目をつむってて、眠ってるみたいでした。
なんと終演後アンケート見たら「目をつむってバーウを吹いてる野田サンがおうむに見えました」・・・って。え?(笑)。
WF&Cemの人気レパートリ、11拍子のロック「赤坂見附乗り換え」に引き続き
変拍子シリーズ第2弾ができました!「都立大学とまらないかも」というタイトル(笑)の14拍子の曲です。
トリツ・ダイガク・トマラ・ナイカモで14です。
「赤坂」のほうはマイナーチューン(短調)でしたが、新曲「都立」はメジャーチューン(長調)の速いテンポ。
とりあえず電車に乗っちゃって、「ひょっとしてこの電車、降車予定の駅にとまらないかも?」という、
あちゃ〜なかんじが明滅する(?)音楽。「世界初演」の評価や如何に?(笑)。
スコット・ジョプリンのラブタイム「エンターテイナー」でSET-2がスタート。
ラグタイム(Ragtime)は
今から100年少し前のアメリカで流行ったピアノミュージック。
JAZZの誕生に影響を与えたとも言われる「シンコペイティッド」な
楽しいダンス音楽ですが、
このジョプリン作曲のラグタイムをチェンバロで演奏すると
ピアノとはひと味違った表情を見せるのを聴いていただこうという趣向で、
「The Ragtime Dance」をアルトリコーダーとCemでお届けしました。
オリジナル「虫の詩人」をソプラノリコーダとCemのアンサンブルで初披露。
虫の詩人とは博物学者ファーブルのこと。
「子供のころ、自然の不思議さに触れた者は大人になって科学者か詩人になるしかない」
とファーブルが自著に書いたことから、後に彼は「虫の詩人」と呼ばれるようになったそうです。
昆虫小僧だった野田は、大人になって音楽家になりましたとさ。
この写真を撮ってくれた山吹さんが「気に入りのショットです!
音色が伝わるような写真が撮れたかも・・・」とおっしゃっていますがほんとにその通りですね!
さらに「あのショットは演奏中に2回ほど頭を左に傾ける場面があって1回めを見た時にとても新鮮だったので
次のチャンスを狙って撮ったものです」とのこと!
すごいですね〜!山吹さん、すばらしいショットをありがとうございます(嬉)。
アンコールはアンデス25登場、バッハのバディネリを吹いたンデス。
JAZZっぽいアレンジで超楽しいけど、速い指使いの超絶技巧で演奏は真剣なンデス(笑い)。
2015年秋篇、新曲もたくさんご披露することができました。
ありがとうございました。
ワールドフルート&チェンバロ、次の自主ライブは12月24日(木)西荻窪「Terra」にて、
すっかり恒例になりましたクリスマススペシャルをお届けいたします。
このデュオの組み合わせならではのサウンドでお届けするクリスマスソング、
冬の季節にピッタリのオリジナル人気曲など、どうぞお楽しみに!
明子さんが歌って教えたメロディを耳で聴いて覚えただけで、
これらの民謡になんの先入観もないイタリア人音楽家のLupiさんによるアレンジ(編曲)が
とてもユニークでしかもポップで親しみやすく楽しめました!
民謡歌手でもポップシンガーでもないクラシック畑の小里明子さんが繰り出す変幻自在の、
ニュアンスのとっても豊かな「うた」も繊細かつパワフル!
終演後の懇親会で酔っぱらった私は雲南省の笛・バーウでLupiさんと即興セッションしてしまいました!ドレミファソラドレの7音しか出せないバーウでなくもっと融通のきく笛持って行けばヨカッタ〜(笑)。
小里明子&Walter Lupiの『てぃんさぐプロジェクト』このあと日本各地でライブをするとのこと。
来週9/8にはおなじみ中目黒・楽屋(らくや)でもライブがあるそうです!
ご興味あるかたはぜひ聴いてみてください!
ご依頼をいただき、「新横プリンスホテル41階」地上140m
「スカイチャペル」でのコンサート「天空の音楽会」に出演しました。
「天空の音楽会」は、今年5月にスタート。
毎月1階、楽器編成・内容を変えたシャンパンつきのコンサートイベントで、今回がvol.4とのこと。
お客さまが撮影して下さった写真を掲載いたします。
41階からの夜景はみごとでした。
「天空の音楽会」ということで、
「ムーンリバー」「きらきら星」、
オリジナルから「5000のランタン」「アルビレオ」「スミス飛行機」などが
セットリストにならびました。
アンコールはリコーダーとandes25で「星に願いを」。
ホテルはロビーから吹き抜けになっています。
20年余り前のオープン当時、ピサの斜塔と呼ばれ名所として話題になった新横浜プリンスホテルの、
そのタワーを支える一階ロビーは、とてもシックで、20年の歴史を感じさせる佇まいでした。
一昨年2013年7月にスタートしたシリーズ「ワールドフルート&チェンバロ」、
この7月で結成丸2年です。
皆様の好評をいただいて、
これまでのべ18回のステージを展開してまいりました。
「2015夏篇」と題して、
12日西荻Terra、
17日武蔵新城メサグランデと
2カ所で開催しました(以下の写真はメサグランデでのもの)
おなじみ梶谷芳郎さんのイラストのプログラム表紙です。
今回のセットリスト。
自主主催ライブということで、オリジナル曲&新曲を多数お届けしました。
いつもすてきなライブ写真を撮影してくださる
カメラマンの山吹泰男さんがメサグランデに聴きに来て下さって、
またまたいいショットをたくさん撮って下さいました。
チェンバロの後ろから、という珍しいショット。
メサの白い土壁に貼ってある蝶のモビールが、サンポーニャから吹き出てきたように見える!
バッハの「ポロネーズ」をレゲエふうフォルクローレふうにアレンジして初披露!
チェンバロのミュートエフェクト「リュート・ストップ」の
音色を活かしたレゲエふうベースラインがクールです。
写真には写ってませんが笛はケーナで。
この曲は「ワールドフルート&チェンバロ」の定番演目として定着していきそうな好評をいただきました。
メサグランデはこの白い土壁と石の床のおかげで、
部屋の響きがよく、完全ナマ音でのライブができます。
このチェンバロを作った山下真一さんが、
今回はいつもと少し違った調律をしてくれたのですが、
「魔法の調律」の効果はお客さんにもしっかり届いたようで
「今日のチェンバロの音、なんだかいつもと違う気がするけど、なんか変えた?」
という感想をいただきました!
みなさん、感覚鋭いなあ(嬉)!!
今回初登場の「NEWバーウ」です。
新品のときは未だ音色が固いので、昨年末から半年間毎日少しずつ馴らしてきてのデビュー(嬉)。
とてもおもしろい効果が出た写真!
まるで左手から蝶を飛ばしてるマジシャンみたいに見えませんか?
作曲したばかりの新曲「ほうたる」(仮題)。
蛍がひとつ、ふたつ・・・と飛んでるようなイメージの曲で、
1曲のなかで、ロウウィスルとサンポーニャの2種の笛を吹く、という初めての試み。
写真はサンポーニャの高音で「半音」を出そうとして管と口の角度に必死になってるところです(笑)。
時間にして何分の一秒という一刹那。
アンコールはandes25登場、またバッハを!
スウィングルシンガースでもおなじみの「バディネリ」を、
JAZZテイストでSWINGして吹いたンデス。
快速でスリリングな1曲、吹くのになかなかの集中力が、、、!
うまく出来るとおもわず歓声が!
梅雨から真夏へさしかかろうという、この7月後半、
西荻窪テラ、そしてメサ・グランデにお運びくださり、
熱いご声援を下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。
山吹さん、今回もライブの表情のいきいきとした素敵なショットをありがとうございました。
ワールドフルート&チェンバロ、
次回は秋篇、10月3日と4日です!
ぜひまたお会いいたしましょう!
幼稚園は昨秋の武蔵中原に続き2回目の経験ですが、
演奏にあわせてこどもたちが「うーみーはひろいなー」って大きな声で歌い出してくれるシーンがあったり、
大きな感激を、演奏してる私たちがもらえるようなステージです(嬉)。
この日は2歳児を含む300人(!!)のこどもたちを対象にした「園児の部」が20分、
保護者のかたがたを対象にした「大人の部」が50分、という構成でお届けしました。
2歳から6歳までの約300人こどもたちが一堂に集まりました。
みんな、とてもお行儀良く、そして楽しそうにリズムにのったり一緒にうたったり!
夏のコンサートということで、今回は、
<バーウ>、<サンポーニャ>、<篠笛>の3種類の笛で吹く「うみ」もやってみました!
こどもたちの大好きな、となりのトトロの「さんぽ」をリコーダーとアンデスで!
「みんな、自分がいちば〜ん好きになった笛はなんですか?」とステージ上から問いかけると、
「バ〜ウ〜!」や「サンポーニャ〜〜!!」など、みんなから一斉に答える声が、、!
みんな、名前を憶えるのも早いね〜!
昨秋のライブを聴いてファンになって下さった大泉図書館長からのご依頼で、図書館コンサートに出演しました。
図書館スタッフの方による撮影の写真が届きましたので、ライブリポートをUPいたします!
ポスター、フライヤーはおなじみ梶谷芳郎さんのイラストをフィーチュアして館長さんによるレイアウトデザイン。
会場は図書館の「視聴覚室」にて。
庭園に面した明るい部屋。
響きのいい会場なので完全ナマ音でコンサートができます。
この日のセットリストです。
今回も、終演後「バーウを手に入れて自分でも吹いてみたい!楽器店紹介して下さい!」というかたが、
またまた現れました。愉快!
オリジナル曲「樫の雨」をアイリッシュ・ロウ・ウィスルで。
昨年のライブで聴いたこの曲が好きになった、という図書館長のリクエストにお応えして(嬉)。
与謝蕪村の俳句「おしどりや池に音なき樫の雨」にインスピレーションを得て作曲した、
というエピソードも図書館コンサートに相応しいですね!
この図書館の閉館の音楽が、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲、
ということで、アンコールに演奏しました。
いろんな楽器の演奏家がこの曲をとりあげていますが、
サンポーニャとチェンバロのDUOで演奏するのはたぶんココだけ・私たちDUOだけ!だと思います。
<ワールドフルート&チェンバロ>としては初めての図書館コンサート。
アンケートにも、好評&喜びの感想がたくさん寄せられ、
楽しんでいただけたようでとてもハッピーです。
会場のお客さま、柿島館長&図書館スタッフのみなさま、チェンバロの山下さん、ありがとうございました。
ご好評をいただき、11月にふたたび開催される予定です。お楽しみに。
JIA・文化サロンは『建築に限らず、文化、芸術、職人分野のかたをお招きして、こだわり、心意気、姿勢をテーマにお話を伺います』という趣旨でワイン片手に語らう楽しいサロン。
友人で、私たちのライブのファンになって下さった建築家・大川宗治さんのお誘いで演奏とお話をさせていただきました。
会場は千駄ヶ谷JIA館の建築家クラブ。たくさんの書籍に囲まれた知的好奇心を刺激してくれるスペースです。
世界各国の笛に合わせて、6カ国のワインが用意されました!
この日のテーマは「ワールドフルートによるインストゥルメンタルポップスの魅力と可能性」。
<<サンポーニャやバーウ、ウィスルなどの民族笛は素晴らしい楽器なので、
伝統的音楽や少人数のマニアのための音楽にとどまっていてはもったいない、
オリジナル曲を作曲したり誰にでも知られたスタンダード曲を素材にしたりしながら
民族笛の魅力を多くの人にどんどん届けたいと思って演奏活動を発信しています!>>という私たちのコンセプトを、演奏とともにお話ししました。
この、ワールドフルート野田&赤星DUOユニットは発信を開始してまだ丸2年ですが、
その「音色の組み合わせのユニークさ」や「アンサンブルのおもしろさ」を、感じ、応援し、
支えて下さるかたたちが少しずつ増えて来ています。
ワールドフルートDUO、どんどん発信を続けます!
これからもよろしくお願いします。
JIAのみなさん、ありがとうございました。
私たちの東京でのライブのお客さまで大網近郊にお住まいのかたからご縁をいただきました。
5/16午後1時からスタート、夜を徹して5/17の夕刻まで、クラシックからダンスまで30名を超えるアーティストが出演。
私たちは16日の午後4:30〜6:30に演奏しました。
東京から「応援隊」をしてくださったファンのかたたちと行き帰りともご一緒して、
帰途は特急「わかしお」車中でビール!楽しい遠足のような一日でした。みなさんありがとうございました。
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まともに頼んだら高いところを「お友達サービス」してもらってお酒1本でお願いしてるので、
どんなイラストがあがってきても文句言えない立場です(笑)。
今回のセットリスト。春らしい曲をたくさんお届けしようという趣向です。
今回は、いつもすてきなライブ写真を撮影してくださるカメラマンの山吹泰男さんが
西荻Terraに聴きに来て下さってまたまたいいショットをたくさん撮って下さいました。
ステージで演奏していてふと気づくと
いつのまにか、さっきまで向かって右側の席にいらした山吹さんが
カメラを持って左側の端まですっと移動しててカメラを構えてる!
忍者みたいに自分の「気配」を消して(?)他のお客さんが気づかないように
いろんなアングルにいつのまにか移動してる!さすがプロはこのへんがスゴイなあ!と感心しきり。
3月に作曲したばかりのオリジナル、その名も「Opening」でライブ・オープニング。
アイリッシュ・ティン・ウィスルとチェンバロ(Cem)でかろやかにさわやかに。
ソプラニーノリコーダーで古いドイツ名曲「小さな喫茶店」。
Cemの「リュートストップ」という音色チェンジ機能をいかしたラテンリズムでポップ感演出。
演奏し終わって満面の笑顔を絶妙のシャッターチャンスで撮られてしまいました。いえ、撮っていただきました(笑)。
日本の懐かしいうた「春の小川」をちょっとおもしろアレンジで5拍子にしてみました。
南米の葦笛サンポーニャで<TakeFive春の小川>。
アルトリコーダーとCemは、ヨーロッパでは17〜8世紀バロック時代には「定番」の組み合わせ。
リコーダーとCemのためのバロック名曲がたくさん残されています。
そんなもっともオーソドックスな組み合わせで、
オーソドックスからほど遠い<11拍子のロック>(!)を作りました。
タイトルは「赤坂見附乗り換え」。
アカサカ・ミツケ・ノリカエで4+3+4の11音。
演奏を聴きながら「アカサカ・ミツケ・ノリカエ」と指おり数えてるお客さんも(笑)。
演奏してる私たちも、11拍子はちょっと緊張感があっていいものナンですヨ。
「チェンバロと笛でバロック音楽をやるのでなく、
オリジナルや、ブギウギやラグタイム、映画音楽などのイントゥルメンタル・ポップをお届けする」という
このシリーズのコンセプトに偽りのないピッタリな楽曲です!
メサグランデでも大ウケでしたが、
Terraでは、エンジニア小幡さんのハイレベルなPAオペレートのおかげで
Cemの豊かな低音がクリアに客席に届いてノリノリ。
SET-2のスタートを告げる滝廉太郎の「花」。赤いandes25でうれしそーな赤星なンデス!
中国悠久の音色、雲南省のバーウ(巴烏)はいつもどこでも人気バツグンの笛。Cemとの相性もバツグン。
「おぼろ月夜」を演奏すると、まさにしっとり春の宵の気分。
また、「ドレミファソラドレ」の8音しか出せないバーウならではの
和ジャズ風味のオリジナル「巴烏夜曲」もお届けしました。
バーウとCemの組み合わせは、日本人の琴線にふれるものがあるみたいですね。
篠笛でオリジナル曲「からすのえんどう」。
カラスノエンドウは春の沿道(シャレ)に生えている小さなマメの仲間。
豆の中身を除いて口にはさんでピーピー吹いた子供のころのノスタルジー。
篠笛の高い音を弱音できれいに吹こうとして必死になってるショットをカメラマンの山吹さんがとらえてくれました。
27、28日の2日間のアンケートを見ると、「赤坂見附乗り換え」が人気1位。
「11音」のコトバをいろいろ書いてくれたかたも!
「ベトナム・バイク・あぶない」とか「ケイタイ・デンワ・わすれた」とか
「コウヘイ・ツクル・ガイコツ」(このかたはポップなガイコツお面を作る彫刻家!)とか「にしおぎ・テラで・かんぱい」とか・・・・皆さんありがとう!
このライブシリーズで毎回演奏してきた、
南米の葦笛サンポーニャとCemの
「ひまわり」(ヘンリー・マンシーニ)は、
もはや
この「ワールドフルート&チェンバロ」の定番メニューとして
お客さまにすっかり受け入れられているなあ!と思います!
またサンポーニャとCemの組み合わせによる
オリジナルの「キサントパンスズメ」や
「Souvenir」も
人気上位で嬉しいかぎりです。
サンポーニャもバーウも
素晴らしい楽器なので、
伝統的音楽や
少人数のマニアのための音楽にとどまっていては
もったいない。
サンポーニャやバーウの魅力、
そしてサンポーニャやバーウとCemの
組み合わせの素晴らしさを
どんどん多くの人に届けていきたいです。
おめあての星がいちばんきれいに見える時期を選んで開催するこのライブシリーズ、
初回は昨年10月、「夜空の宝石」といわれる白鳥座のアルビレオを観ましたが、
今回のおめあてはオリオン座大星雲(星のゆりかご)、木星、すばる。
祖師ケ谷大蔵の住宅街にあるカフェ「Roomer」、室内の響きが素晴らしく、
マイクもPAもナシで完全ナマ音でライブができます。
(ライブリポートはいつもお客さまや友人が撮ってくれた写真を使わせてもらうのですが、
今回以下掲載のはRoomerのHPウェブデザインを手がけるこだいらしょうこさん撮影です。)
ライブスタート直前の客席。
ちいさな空間ならではのライブにあわせて、
笛の相方はピアノでもチェンバロでもなく「microPIANO」というKORG社製の小さなデジタル・キーボード。このサイズで61鍵(5オクターブ)あります!
普通のピアノは88鍵(6オクターブちょっと)。
エレピ、マリンバ、ハープ、チェレスタ、オルゴール、ストリングスなど
多彩なサウンドがクオリティの高い音質で得られるスグレモノ。
そしてお馴染みの「Andes25」。
Andes25は鍵盤笛なので3音,4音が同時に出せます、リコーダーと合奏したら
二人なのに4重奏、5重奏!
この日の笛たち。
上からアイリッシュ・ロウ・ウィスル、ケナーチョ、ソプラニーノ・リコーダー、
アイリッシュ・ティン・ウィスル、ソプラノ・リコーダー、巴烏(バーウ)、サンポーニャ。
中国雲南省の笛・バーウの印象的な音色はいつも驚きをもって迎えられます。
のどかな牧歌的音色とはうらはらに演奏にはかなりの腹圧が必要で
吹いてる顔がカエルになります(笑)。
SET-1の最後に、前回10月に作曲して披露した「アルビレオ」を、南米の葦笛サンポーニャで。
この日のセットリスト(曲目メニュー)
「星にまつわる、星をテーマにしたオリジナル曲を書き下ろして披露する」のが
このライブ企画シリーズの目玉。
新曲4曲初披露しました。
宇宙船の出発のイメージの「SPACE ODYSSEY2015 from Roomer」、
5角形の「ぎょしゃ座」にちなんで5拍子の「Auriga〜五角星」、
宮沢賢治の童話「双子の星」の銀の笛をイメージした同名の「双子の星」。
そして、この日おめあてのオリオン座大星雲にちなんだ「星のゆりかご」。
ゆったりとしたハバネラのリズムに乗ってアイリッシュ・ロウ・ウィスルが歌う曲が出来ました。
「曲目プログラムのアメとムチ」というのがあって(笑)、
みんながよく知ってる曲は「アメ」、よく知らないオリジナル曲は『ムチ」。
SET-2はムチが多い曲目でしたが、アンケートに「ムチが好き!」(笑)という
嬉しい感想をいただきました。
音楽を聴いたあと、企画・主催の茂原さんによる星のミニレクチャー。
お店の前の道で茂原さんの望遠鏡で星空鑑賞。
オリオン座大星雲の星のゆりかご、木星を見ることができました。
茂原さんありがとうございました。
Roomerオーナーえいこさん、Roomerのウェブサイトデザインのしょうこさんもありがとうございました。
星空鑑賞付きライブ、次回は5/23(土)を予定しています。